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【難読】なにこれ?「剰え」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「剰え」の読み方です。

読み方が想像できない! という方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「剰え」の読み方は?

「剰」は過剰と読むので、“じょう”という読み方を知っている人も多いでしょう。しかし、「剰え」を“じょうえ”と読むのは、さすがに違和感がありますよね。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“あまつさえ”と読みます。

「剰え」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「剰え」の意味は以下のように解説されています。

あまつ‐さえ〔‐さへ〕【▽剰え】

[副]《「あまっさへ」の「っ」を、促音でなく読んでできた語》別の物事や状況が、さらに加わるさま。多く、悪い事柄が重なるときに用いる。そのうえ。おまけに。「吹雪は止まず、―日も暮れてしまった」

それだけでなく、おまけに、といった意味合いで、悪い出来事が重なって起こるときに使われる言葉です。「余計なこと」というニュアンスなので、いい意味合いでは使われません。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「剰え」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。きっと聞いたことはあっても、漢字がピンと来なかった人もいるのではないでしょうか。言葉の意味を知ると、「剰」という漢字が使われているのも納得ですよね。

「剰え」は、普段の会話などではなかなか使われませんが、小説などには登場する言葉です。漢字で書かれることは少ないですが、意味や読み方も知らなかった人は、この機会に覚えてくださいね。

(ななしまもえ)

※この記事は2023年07月01日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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