お墓参りに一人で行ってはいけない? 理由やお墓参りのマナーを紹介
お墓参りにおすすめの日や時間
お墓参りに一人で行っても大丈夫ということが分かりました。では、お参りするのに良いとされる日や時間はあるのでしょうか。
(1)お墓参りはいつ行っても大丈夫
「仏滅や友引のお墓参りは縁起が悪いから避けるべき」といわれることがあります。しかし、本来六曜と仏教は関係ありませんから、あまり気にする必要はないといえます。
また、お墓参りの目的は故人への気持ちを示すことや供養。日取りではなく気持ちが重要です。故人への思いを大切にした上で、好きな日にお墓参りへ行きましょう。
(2)お墓参りにおすすめの時間は午前中
お墓参りへ行く時間帯に明確な決まりはありません。しかし、あえておすすめの時間帯を挙げるならば、午前中が適しているといえます。
なぜなら、午前中に行くことでご先祖さまに他の予定よりお墓参りを優先する気持ちが伝わると考える人がいるからです。
また、日没以降は足元が暗くなるため、転倒の危険が高まります。そのような観点からも、お墓参りは暗くなる前に済ませた方が良いでしょう。
お墓参りの際に気をつけたいマナー
お墓参りに特別な決まり事はありません。地域や家族の考え方などによって、作法とされることも変わります。
しかし、一般的に気をつけた方が良いとされることがあるのも事実。ここでは、一般に「お墓参りのマナー」とされている事項をいくつか紹介します。
(1)お供えした食べ物・飲み物は持ち帰る
お墓にお供えた食べ物や飲み物は持ち帰りましょう。
お供え物をそのまま置いて帰ると、動物が荒らしてお墓が汚れたり、そのせいで他のお墓にまで迷惑が掛かったりするかもしれません。
また、夏場は特に食べ物や飲み物の腐敗が早く、お供え物が異臭を放つなどのトラブルが予想されます。
このようなトラブルを防いでお墓をきれいな状態に保つためにも、お供え物はきちんと持ち帰ることが大切です。
(2)「ついで参り」は避ける
ついで参りとは、別の用事を済ませたついでにお墓参りをすることです。
何かのついでにお参りをするのはご先祖さまへの誠意に欠けるという理由から、ついで参りを良く思わない人もいます。
しかし、物は考えようで「お墓参りのついでに買い物に行く」など、あくまでお墓参りがメインであればOKとする考えも。
大事なのは故人を偲ぶ思いですから、そのお墓参りが「ついで参り」になるかどうか、あまり気にする必要はないのかもしれません。
また、知人や親戚のお墓を1日に複数お参りするのも、特に問題ないとされています。
(3)お供えする花に注意する
お供えする花として、以下は避けた方が良いといわれています。
・とげがある花
・毒がある花
・死を連想させる花
・香りが強い花
・花粉が多い花
とげや毒がある花は、痛みや苦しみを連想させるため良くないとされる場合があります。死を連想させる花としては、花ごと落ちる椿などが挙げられます。
香りが強すぎる花は虫が寄ってくることもありますし、周囲に他のお墓もあることを考えると、避けた方が無難です。
花粉が多い花はお墓を汚す可能性があるため、お供えするのを避けるか花粉を取り除くと良いかもしれません。
お供えするのにおすすめなのが、菊やカーネーション、リンドウなどです。また、故人が好きだったお花をお供えするのも良いでしょう。
(4)ろうそくや線香は息で吹き消さない
人間の息には、不浄なものが含まれていると考えられています。
そのため、神聖なお供えをする意味では、吹いて消すのはやめた方が良いでしょう。手であおぐようにして消す方がベターです。
(5)墓石に飲み物をかけない
故人が好きだったからといって墓石にお酒やジュースをかけると、墓石が痛む原因となります。また、周囲を汚してしまう恐れもあるので、あまりおすすめできません。
お供えする時はコップなどに注いで、その後は持ち帰りましょう。
お墓参りは一人で行っても大丈夫
「一人でお墓参りに行くと霊がついてくる」などといわれることがありますが、実際はそのようなことはないと考えられます。一人で行っても特に問題ありません。
昔はお墓参りに行くとなると道中さまざまな危険が伴ったため、一人で行く人を引きとめるために「一人でお墓参りに行ってはいけない」という説が広まったのでしょう。
もちろん、現在でも暗い時や暑い時は転倒したり熱中症になったりといった可能性はあります。一人の時は特に、十分注意してお参りしてくださいね。
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※この記事は2023年06月23日に公開されたものです