騙されやすい人の特徴7つ。騙されないための対策とは?
あなたは「騙されやすい人」ですか? 騙されやすい人は素直で、純粋とも言えますが、仕事や恋愛の身近な場から詐欺事件などのさまざまな場所でターゲットにされてしまう危険があるかもしれません。そこで今回は、騙されやすい人の特徴や対策について紹介していきます。
近年では特殊詐欺やニセ医学など、人を騙す事件が日々ニュースをにぎわせていますが、騙されないためには、どうしたら良いのでしょう?
本記事では、騙されやすい人の特徴とその対策ついて紹介します。
騙されやすい人の特徴7つ
騙されやすい人には、一体どのような特徴があるのでしょうか。
(1)自己評価が高く「自分は絶対に騙されない」と思っている
騙されやすい人は、自己評価が高い傾向にあります。
常に自分の判断に自信があるので、「自分は絶対に騙されない」「間違うことなどない」という思い込みが強く、その結果、うまい話のわなにはまってしまうのです。
このタイプは、たとえ周囲がアドバイスしたとしても、聞く耳を持たない可能性が高いでしょう。
(2)自分で物事を考えず、他者の意見に流されやすい
自分への過信とは正反対に、他人の意見を何でもうのみにする人も騙されやすい傾向があります。
良く言えば純粋なのですが、単に自分で何も考えていなかったり、頭を使うことが苦手だったりするケースもあるでしょう。
(3)社会経験や人生経験が乏しい
ずっと親元にいて過保護に育った人や、学生時代に他者との交わりが少なかった人などは、物事を正しく判断するための情報が不足し、騙されやすい傾向があります。
このタイプは、経験豊富な人から話を聞いたり、読書で知識を身に付けたりして、世の中のさまざまな面を知るようにすると良いでしょう。
多くの情報に触れることで、正しいことや間違っていることをきちんと判断できるようになるはずです。
(4)権威や肩書に弱い
物事の評価基準を「理にかなっているか」「筋が通っているか」より、「誰が言ったか」「人気があるか」に重きを置いている人は、間違ったことを信じやすい傾向があります。
「有名な評論家が言っているから正しい」とか「フォロワー数の多いインフルエンサーが言うなら間違いない」というように、表面的な部分だけで判断するのではなく、本質まできちんと見抜く力が大切です。
(5)相談相手や頼れる人がいない
身近に相談相手や頼れる人がいなく、自分の決断だけで進みがちな人も騙されやすいでしょう。
怪しい話があった時に頼りになるのは、周りの客観的な意見です。日常生活の中で家族や友人、恋人、同僚など、相談相手になってくれそうな人を見つけておくと良いでしょう。
(6)純粋すぎて何でも信じてしまう
他人を疑うことを知らない純粋な人は、「うそをつく人なんていない」と思いがち。
世の中には人を騙そうとする悪意のある人がいるという発想がないので、相手の話のおかしな部分や矛盾した点に気づかず、何でも信じてしまうのでしょう。
(7)優しい性格で断ることが苦手
押しに弱く、「ノー」と言えない優しい性格も、騙されやすい人に多い特徴でしょう。
どのように断ったらいいかが分からず、ずるずると相手のペースにのまれてしまうということもあるようです。
なんだか危ないなと感じたら、とにかくその場から逃げる、一旦保留する、他の人を介してノーと伝えるなど、断るための選択肢はいろいろあることを意識しておくと良いでしょう。
騙されないための対策3つ
では、騙されないためには、日頃からどのようなことを心掛けておくとよいのでしょうか。対策を3つ紹介します。
(1)まずは自分で考えて調べる
情報や人の話はそのままうのみにせず、自分の頭で考える癖をつけましょう。
例えば、SNSで流れてくる情報は本当に正しいのか、情報源や周囲の反応、評価などを調べて、自分で真偽を判断してみてください。
また、時間を置いてから「あの時の自分の考えは正しかったのだろうか」と考えることも、客観的な視点を持つための大事な見つめ直しとなります。
(2)周りの人に相談して忠告を聞く
自分で考えることは大事ですが、どうしても主観的で視野が狭くなってしまう場合もあるでしょう。客観的な意見を取り入れるためにも、身近な人に相談し、冷静な判断を仰ぐのがおすすめです。
ただし、周囲にそのまま流されたり、単に「知り合いだから」という理由で100%信じきったりしてしまうのは逆効果。
別の視点からの1つの意見として受け止め、自分の考えと照らし合わせた上で結論を出すようにしましょう。
(3)断る勇気を持つ
疑わしい言動やおかしな誘いは断ることが大事です。イエスかノーかの決定権は自分にあるという意識を持ちましょう。
断りにくい場合は、「ちょっと考える時間が欲しい」と決断を保留にするのもおすすめです。時間を置くことで冷静さを取り戻し、もしかしたら騙されているのではないかと気づける可能性が高まるでしょう。
また、自分で断るのが難しい場合は、家族や友人などにお願いするという方法もありますよ。
騙されやすい人への接し方3つ
では、友人や恋人が「騙されやすい人」である場合、どうしたら良いのでしょうか。
あまりにストレスになる場合は距離を置くという選択肢もありますが、関係を維持したままでの対処法を紹介します。
(1)まずは気に掛ける
騙されやすい人は、周囲に相談する相手がいないことが多い傾向にあります。
「相談があればいつでも言ってね」など話しやすい雰囲気をつくり、あなたのことを気に掛けているという点をさりげなくアピールすると良いでしょう。
(2)相手の話を聞く
「自分の意見が正しい」という思い込みが強いタイプは、周りが見えてなくなってしまっていることが多いので、リラックスして会話をする時間をつくってみてください。
直接のアドバイスをしなくても、話をしていくうちに自発的におかしな点に気づいて落ち着きを取り戻すこともあります。
(3)あざ笑ったりばかにしたりしない
騙されたと分かった時、当人は大変傷ついた状態です。そこでばかにしたり強く説教をしたりすると、ふさぎ込んでしまうかもしれません。
明日はわが身と思い、自分が逆の立場だったらどうされたいかを考えて優しく接するようにしましょう。
騙されないためには自分自身で考えた上で他人の意見も聞くことが大事
人から騙されないために重要なことは、正しい情報の判断です。
そのためには、疑わしい話や情報が来た時に、まずは自分で考えて決断できるようになること。その上で、自分1人の狭い視野となっていないか他の人の意見にも耳を傾けることが大事です。
騙されないための対策は、普段生活をしている中でのちょっとした心掛けで身に付きます。「これは何かおかしいのでは」と気付くようになれば、うかつにおいしい話に乗ってしまうことは少なくなるでしょう。
また、騙されやすい人が身近にいる場合は、ぜひ話を聞いて手を差し伸べてあげてくださいね。
(浜松まくら)
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※この記事は2023年06月21日に公開されたものです