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ポジティブなキャリアダウンって……? キャリア迷子向けの書籍発刊

#おしごとニュース

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ディスカヴァー・トゥエンティワンは1月27日、『キャリア迷子 自分らしく働けない人のための「生き方提案」』を刊行しました。


いま、「キャリア迷子」が増えている

・「いまの仕事を続けていても、将来に希望が持てない。かといって、他にどんな仕事をすればいいのかもわからない」
・「自分なりに一生懸命働いているが、なかなか結果が出せず社内で評価してもらえない」
・「出産・育児で休業したら、仕事に復帰できないかもしれないと思うと不安」
・「仕事がハードでつらいが、家族の生活を思うと、給料が下がる可能性が高い転職に踏み切れない」
・「自分がなりたいと思っていた職業に就いたが、実は違っていたのではないかと感じている」

ほとんどの人が一度や二度は、こんなふうに感じたことがあるのではないでしょうか。

このように、これからどんなキャリアを目指すべきなのかがわからず、立ち止まったり、あれこれいろいろな仕事に就いて失敗したり、またそこから軌道修正を図ろうとしたりして、迷いや悩みに直面している状態を、同書では「キャリア迷子」と呼んでいます。

世間には、「生産性を高めなければならない」「常に上昇志向で、社会的成功を目指さなければならない」といったメッセージがあふれています。あらゆる場面で、「成功する方法」「うまくやる方法」「年収アップする方法」など、いかに効率よく、他人より抜きん出ることができるかが語られます。

現時点で自身のキャリアについて大きな悩みがなく、しかも自ら望んで成功やキャリアアップを選ぶタイプの人には、そういった情報も役に立つのでしょう。

しかし、社会的な成功や出世にはあまり興味がないような人、あるいはさまざまな事情により断念しなければならないような人であれば、成功を目指さなければならない、そのために努力し続けなければならない、と常に追い立てられていたら、どうしたって心は疲れてしまいます。

同書は、心が疲弊し、ストレスを抱えた状態にある「キャリア迷子」のみなさんの気持ちが少しでも楽になり、前向きにキャリアを考えることができるようになるためのヒントをまとめたものです。

「ポジティブなキャリアダウン」とは?

自分の仕事や生き方(キャリア)について、自分らしい正解を探し求め、実現していくこと。このことを、同書では「キャリアデザイン」と呼んでいます。

ただ、この「キャリア」という言葉はどこか「上昇志向」「出世主義」「勝ち組」といったイメージを持たれがちです。

しかし、本来「キャリア」とは、仕事における出世の道といった狭い意味の言葉ではなくもっと広い、いわば「人生の歩き方」といった意味を持つ言葉なのです。

そのため、同書で提唱している「キャリアデザイン」は、決して「上昇していくための仕事選び(いわゆるキャリアアップ)」といった狭い意味で使うのではなく、ポジティブな「キャリアダウン」、つまり、収入が下がったとしても働きがいや満足度が高くなる仕事に就くという選択も含めた意味で使っています。

キャリアで目指すべきは全体の幸せです。ワークキャリアはダウンしても、ライフキャリアがアップしたら、それは「キャリアアップ」なのです。

同書は、自分にとって幸せなキャリアとは何か? を考える手助けをしてくれます。

累計3,800人の職業訓練・人材育成に携わった著者が教える、幸せな人生のコツ

著者は、キャリアコンサルタントとして、これまで約3,800名以上の求職者に対して、キャリアデザインの考え方を伝え、自らのキャリアをデザインすることのお手伝いをしてきた小林さとる氏。現在は2つの大学で、キャリアデザインの科目も担当しています。

同書では、多くの求職者に接してきた経験から、「これを知っていればキャリアデザインを描いていく上で必ず役立つだろう」と思われる、考え方のポイントをまとめました。

思考法やデータを活用しながらも、やさしくわかりやすくコツを紹介。人生の進むべき道を模索している人にとって、役に立つ一冊となっています。

書誌概要

タイトル:『キャリア迷子 自分らしく働けない人のための「生き方提案」』
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1,320円

(エボル)

※この記事は2023年01月30日に公開されたものです

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ネットを中心にさまざまなサービスやビジネスを創造する企業。特にコンテンツ開発分野においては、さまざまな分野で活躍する多彩なライター陣と経験豊かなエディターを中心に各ネットメディア向けて最適化された、品質の高いコンテンツを企画制作しています。マイナビウーマンではニュース記事を担当。
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