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ジムって週に何回通えば元を取れる?

#令和のマネーハック

丸山晴美

働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちが回答します。今回の回答者は、FP(ファイナンシャルプランナー)の丸山晴美さん。

今回のお話「ジムって週に何回通えば元を取れる?」

運動不足が気になった時に「ジムに通ってみようかな」と思う人も多いでしょう。しかし、入会したもののなかなか続かないケースもよくありますよね。せっかくジムに入会するのなら、払うお金以上の結果が欲しいもの。一般的なトレーニングジムに通う場合、週に何回通ったら元を取ったと言えるのでしょうか?

どれが自分に合う?ジムの種類をおさらい!

一口にジムといっても、さまざまな種類があります。まずはどんなジムがあるかおさらいしていきましょう。

会員制のスポーツジム・フィットネスジム

会員制のスポーツジム・フィットネスジムは、会員登録をするとどこの店舗でも利用できます。ゴールドジムやエニタイムフィットネスなどが有名ですよね。シャワールームやジャグジーがついているなど、設備が充実しているところが多いです。

このような会員制スポーツジム・フィットネスジムにはトレーナーが常駐しているので、マシンの使い方や正しい姿勢を指導してくれます。ただ、その分月会費は高めです。

公営ジム

市営や区営などの公営ジムは、数あるジムの中でも比較的リーズナブルです。小・中学校の地下などに設置されていることが多いので、設備は物足りないと感じるかもしれません。

また、会員制のスポーツジムとは違ってトレーナーはいないので、ある程度マシンの使い方に慣れているなど、自分だけでトレーニングできる人におすすめです。

パーソナルトレーニングジム

パーソナルトレーニングジムは、個室でマンツーマンの指導が受けられます。個別に具体的なアドバイスを受けられるだけあり、短期間で成果が出やすい傾向があるのがメリットです。ジムによっては食事指導をLINEなどで受けられるところもあります。

このようなジムが向いているのは、「夏までに5kg痩せたい」「結婚式までに理想の体型になりたい」などの明確な目的があり、短期的に集中してトレーニングしたい人。

しかし、コースで契約すると一度に支払う費用が高額になる他、トレーナーとスケジュールを合わせなくてはいけないので予約が取りにくいといった制限もあります。

ジムに何回通ったら元が取れる?

ジムの料金形態は、コース制、月額制・ビジター料金・チケット制などさまざまです。

ビジター料金とは、会員にならずにジムを利用できる料金のこと。月額・通い放題で契約して、何回通ったら元が取れるのかを知りたい場合は、このビジター料金が月額料金で通う場合の何回分に相当するかを考えましょう。

たとえば、月額15,000円(税込)で、ビジター料金が1回あたり3,000円(税込)だとしたら、単純計算で月に5回行けば「元が取れる」ということになります。

ジムに通い続けるために……契約前のチェックポイント

ただ、仕事をしながらジムに通い続けるのはなかなか大変ですよね。中には「いつも面倒になり通うのを止めてしまう」という人もいるのでは? 通い続けられないと、元が取れないだけでなく、運動不足解消やダイエットなどの目標を達成することは難しいですよね。

できるだけジムに通い続けるために、契約前にチェックしておきたいポイントは大きく3つあります。

1つ目は、アクセスの良さです。通いにくい場所にあるだけで、行くのが面倒になりやすいので、なるべく自宅や職場の近くにあるジムを選びましょう。

2つ目は、客層をチェックしておくことです。ひとりで黙々とトレーニングしたいのに、交友目的で話しかけられて、なかなかトレーニングに集中できない……なんてことも。

3つ目は、ヨガやエアロビクスなど、マシン以外のプログラムがあるかどうか。いつものマシントレーニングに飽きた時の気分転換になりますし、より自分に合ったトレーニングに出会えるかもしれません。

まずは、辞めたいときに縛りなく辞められるビジター料金やチケット制を利用して、“お試し”で通い始めてみるのがおすすめです。その上で、仕事をしながらでも通いやすいか、自分に合っていると感じるかを見極めましょう。

ライフスタイルや経済状況に合わせて、自分に合うジムを探してみてくださいね。

令和のマネーハック64

支払うお金以上の成果を得るために、無理なく通い続けられるジムを選ぼう! まずはビジター料金やチケット制を利用して、お試しで通ってみて。

(監修:丸山晴美、取材・文:高橋千里、イラスト:itabamoe)

※この記事は2022年12月26日に公開されたものです

丸山晴美

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。

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