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【難読】“ほける”じゃありません!「惚ける」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「惚ける」の読み方です。

“ほける”かな? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「惚ける」の読み方は?

「惚」は惚れると読むので、“ほ”という読み方は知っている人も多いですよね。

しかし、これに送り仮名の「ける」をつけた場合、“ほける”よりもっと耳馴染みのある読み方があるんです。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“とぼける”とも読みます。

「惚ける」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「惚ける」の意味は以下のように解説されています。

とぼ・ける【×恍ける/×惚ける】
[動カ下一][文]とぼ・く[カ下二]

1 聞かれたことに対して、わざと知らないふりをする。しらばくれる。「肝心の点になると―・ける」

2 どことなく間のぬけたこっけいな表情やしぐさをする。「―・けた味がある」

3 老いて頭の働きが鈍くなる。ぼける。
「―・ケテ我ガ子ノ顔モ知ラヌ」〈和英語林集成〉

わざと知らないふりをする、という意味合いでよく使われる言葉です。

普段から会話などに登場するので、馴染みがありますよね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「惚ける」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことがあっても、漢字で見る機会は少ない言葉だったのではないでしょうか。

同じ漢字でも送り仮名が変わるだけで、読み方も意味もまったく別のものになりましたね。知っているつもりで、実は知らない意外な読み方をする漢字がまだまだありそうです!

(ななしまもえ)

※この記事は2022年09月25日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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