ちゃんと休めてる？　ねむりの相談所で眠りの質を分析してもらったら意外な結果が！

作成: 2022.09.03

9月3日は「秋の睡眠の日」。日々の忙しさに追われてなかなか向き合えない、自分の睡眠について考える日にしてみませんか？

「でもどうしたら良いか、わからない」という人におすすめなのが西川のサービス「ねむりの相談所®」。私も睡眠時間はとれているはずなのに日中眠くなってしまう悩みがあり、相談してきました！　データに基づいた眠りの質の分析、すごかったです。

パーソナルな睡眠の相談にのってくれる「ねむりの相談所®」へ

西川の「ねむりの相談所®」は九州から北海道まで全国55カ所にある睡眠環境改善のアドバイスを行うサービス。今回は「西川ショップネムリウム東急百貨店吉祥寺店」へ事前にWEBで来店予約をしてから訪れました。

予約をしていることを伝えると「こちらへどうぞ」と案内してくれたのはスリープマスターの五味佑介さん。スリープマスターとは睡眠科学や快眠環境などの専門講習を受け、睡眠の悩みに答えてくれる「眠りのプロ」です。

まずはコンサルティングシートで基本情報、生活習慣、寝室環境、寝具に関するアンケートなどに答えていきます。「睡眠について気になることは？」という質問では、「途中で目覚める」「日中の眠気」「冷え」にチェック。ねむりの相談所®では、このアンケートをもとにまず睡眠の改善を目指すアドバイスをしてくれます。

五味さんにアンケートを確認してもらうと、「湯船に浸かっていますか？」と言われ、そういえば最近暑いからシャワーしか浴びていなかったかも……と思い当たる節がありました。人間は体温が下がり始めると眠気が高まるそうで、寝る1時間前にお風呂で体温を上げてから、体温が下がり始めたタイミングでベッドに入るのが理想。また、お湯の温度が熱すぎると刺激になってしまうため、気持ちぬるめでリラックスできる温度が適しているということでした。

ねむりの相談所®ではよりパーソナルなアドバイスをするために、2種類の専用計測機器を用いて眠りの状態と寝室環境を計測することが可能。お店で計測器をレンタルし、1週間程度測定後、その結果を踏まえてスリープマスターからアドバイスをしてもらうという流れです。測定機器貸出し料金は各1,100円。

一つ目は「活動量計」。コイン型の小さな計測器をお風呂に入る時以外ずっと自分の腰に装着し、日中の活動量や寝ている時の状況などを計測します。万歩計のような感覚で、着けていることを忘れるほどのサイズ感です。

二つ目は「寝室チェックシステム」。寝室の温度・湿度・照度・音圧を測定するもので、これは自分の枕元にずっと置いておくだけでOKです。

眠りが想像以上に浅かった！　測定したデータを確認・分析

計測を終えて、ドキドキしながら測定器を持って西川ショップネムリウム東急百貨店吉祥寺店に再訪。データを読み込んで、スリープマスターの五味さんと一緒に確認します。

コイン型の計測器の結果を見ると、自分の生活がそのままデータ化されており、その精度にびっくり……！　1日の活動グラフではグレーの棒線が活動量、赤い棒線がベッドに入った・出たタイミング、オレンジの棒線が入眠した・目覚めたタイミングを表しています。私がこの日にベッドに入った時間は0時前。赤い棒線は、まさに同じ時間を示していました。

薄いグレーで塗りつぶされている部分は睡眠時間を示し、何本かピンクのラインが表示されています。これは「覚醒」している時間を表しており、私の場合、入眠してすぐに覚醒してしまっていることがわかります。眠りのサイクルは徐々に浅くなり、夜明けごろに覚醒することは問題ないのですが、寝た約1時間後から覚醒しているので、眠りが浅くなっているということです。

「よく22時〜2時に寝ると成長ホルモンの分泌が盛んになるという話がありますが、寝るタイミングよりも、睡眠の前半にいかに質の高い睡眠ができるか、ということの方が重要だと最近の研究でわかっています」と五味さん。私は睡眠時間は確保できていますが、やはり睡眠の前半に深く眠れていないことが、日中眠くなってしまう原因の一つのようです。

五味さんがデータで分析したところ、私が覚醒しているのは「寝返り」のタイミング。寝返りがすこし多めで、仰向けでずっと寝ていられていないようです。原因として考えられるのは、マットレスが合っていないこと。寝る姿勢は立った状態をそのまま横にした姿勢が理想的ですが、マットレスが硬すぎたり柔らかすぎたりすると、理想的な寝姿勢が崩れてしまい、無意識に寝返りしてしまうのです。西川ショップネムリウムでは実際に寝転び、自分に合ったマットレスを見つけることもできます。

また、1日だけとてつもなく良い睡眠が取れていたという結果が出ている日がありました。これは旅行先のホテルに泊まった時のデータ！　夜遅くまで観光や食事を楽しみ、そのままベッドでごろん……疲れていたのでぐっすり寝られたのが、そのままデータで表れていました。プライベートの旅行だったので仕事の心配もなく、楽しい気持ちのまま寝られた心理面もよかったようです。

続いて寝室チェックシステムの結果を見てみると、重大な問題点はなさそうです。ただ、私は寒がりな上に、暑がりの夫と同じ部屋で寝ているため夏でも毛布を使用。毛布は毛足が長く、保温し過ぎてしまう可能性があり、これも眠りが浅くなってしまっている原因として考えられるとアドバイスを受けました。

夏の寒さ対策として五味さんがおすすめしてくれたのは羽毛の「肌掛け」。ツルツルとした感触で肌触りが良く、軽いため負担なく寝ることができます。

「でも、12時〜15時に眠くなることは自然なことですよ」と五味さん。人間のリズムとして、この時間は夜の次に眠気が高まる時間なんだとか！　知らなかった……。そのため15分〜20分程度の仮眠をすることも、日中の眠気対策の一つ。仮眠前にカフェイン入りのコーヒーを飲むと、よりすっきり目覚められるそうです。

データを分析して、客観的な視点でパーソナルなアドバイスをしてくれる西川の「ねむりの相談所®」。実際に相談したことで、自分の悩みに合った睡眠の質を高める方法を教えてもらいました！　スリープマスターに相談して、ぐっすり快眠を目指してみてくださいね。