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結婚したいのに。婚活がめんどくさい理由と解決策

高見綾(心理カウンセラー)

結婚したくて、いい出会いを求めて婚活をしている人はたくさんいると思います。ところが、結婚したいと思いつつも「婚活がめんどくさい」と思ってしまう人も多いようです。

婚活の場に行くのもメールのやりとりをするのも面倒だと感じてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。めんどくさいと感じたままでは、行動する意欲が落ちてうまくいかないもの。

そこで婚活がめんどくさいと感じてしまう理由を紐解き、その解決策について考えてみました。

婚活がめんどくさいのはなぜ?

結婚したいから婚活をしているはずなのに、どうしてめんどくさく感じてしまうのでしょうか。婚活と恋人探しのちがいや、婚活することで陥りやすい心理などの観点から考えてみました。

婚活は恋愛ではない!??

婚活は、結婚相手を探すための活動なので、まずは相手のプロフィールなどの条件から入ってお互いに知りあっていきます。昔のお見合いと似ているので、恋をしたときのドキドキ感やときめきはない場合が多いです。たとえば、結婚したら実家の近くに家を買って子どもを育てて……など、理想の生活やスタイルが明確にあって、それを一緒に叶えてくれるような人を求めている場合は、今の婚活システムに向いています。

一方で、「好きな人と結婚したい」「恋愛をした先に結婚がある」と考えている人たちは、結婚という目標の前に、まず恋愛に発展していくプロセスが必要です。結婚相談所でマッチングした男性とデートをしたら、いきなり結婚後に住む家の話を聞かれて「まだ好きになってもいないのに」と引いてしまった、という場合はこのタイプです。

婚活のプロセスにも合う、合わないがありますので、恋愛をしないと先に進めない人は、「自分はそういうタイプなんだ」と認めて、まずは好きな人を探そうとしてみるといいかもしれません。

婚活がめんどくさくなる4つの理由

がんばってるのにうまくいかないから

婚活をすると、出会いの場に行く、男性とやりとりする、デートをするなど、やることがいろいろとあります。気に入った相手とスムーズにことが運べば、めんどくさいとは思わないものですが、好きになった人からは連絡が来ないのに、自分が興味のない相手からはアプローチがある、または気に入る相手と出会えないなどが続くと、うまくいかないことで嫌になってきます。時間もお金も使ってがんばっても、先が見えないことで精神的に消耗し、めんどくさくなるのです。

自分らしくいられないから

相手に気を使いすぎて自分らしくいられないと、メールのやりとりやデートをするだけでもぐったり疲れます。いつもの自分とちがうキャラクターを演じていたり、男性からどう思われているんだろうと気にしすぎたりしていると、無意識に体が緊張してストレスを感じ、めんどくさくなってしまいます。

結婚に対してネガティブなイメージがあるから

結婚したいといいながらも、めんどくさく感じてしまう人は、結婚に対してネガティブなイメージがあって、心の深い部分では「結婚したら困る理由」を持っていることが多いです。自由がなくなる、友だちと遊ぶ時間がなくなるといったものから、一回結婚したら離婚できないという恐れを感じていることもあります。結婚相手を決めることに自信がない、子どもを持つことが怖いという思いが隠れているケースも多いです。

結婚できないかもしれないというあきらめがあるから

女性としての幸せはつかめないかもしれないというあきらめがあると、婚活がめんどくさく感じてしまいます。婚活をしていると焦りから不安に襲われがちです。しばらく恋愛から遠のいていたりして女性として自信が持てない状態だと、私にはいい出会いがないかもしれないと、マイナス思考に襲われてやる気が失われてしまいます。

婚活を楽しめる人と楽しめない人のちがい

いい相手を見つけて結婚にたどり着くことが成功で、それ以外の出会いはすべて失敗だとする発想があると、婚活を楽しめなくなる大きな要因となります。

婚活を楽しめる人は、男性に出会うプロセスそのものに意味を見出します。「この人はこんないいところがあるんだ」といい面を見つけたり、「一緒にいたら楽しいな」とお互いに思えるような関係性を築いていこうとします。いろんな出会いの経験を通じて「私は結婚相手とは食事の価値観が合うほうがいいな」など、自分を知るきっかけにします。気に入った相手から返信がなくても、「縁がなかったんだな」「私にはもっといい人がいる」とシンプルに考えて、気持ちを切り替えるのも早いです。

一方で、婚活を楽しめない人は、ひとつの出会いを成功か失敗かで判断しようとします。会えた時間を一緒に楽しもうとするよりも、引き算評価で厳しくチェックしてしまう傾向があります。次につながらなければ失敗したと捉え、いい出会いではなかったことを「私に魅力がないから婚活がうまくいかないんだ」と考えて、ネガティブな発想になってしまいます。

婚活を面倒だと感じたときの対処法

面倒だと思ったまま婚活を続けていても、いい成果はあげられないものです。どのようにしたら、めんどくさいと感じる状態から抜け出せるのでしょうか。

今の生活をもっと楽しむ

面倒な気持ちのまま婚活を続けていても、いい結果にはつながりにくいものです。まずは少し休んで気持ちをリフレッシュさせましょう。部屋を整理整頓したり、運動したりすると気分が変わるのでオススメです。

合わない人がいても深く考えない

男性から返事が来ない、反応がよくなかったなど、気になることがあっても、深く思い悩まないことです。うまくいかなくても「真実のパートナーではない」ことがわかっただけ。縁がなかったんだと思って、次に意識を向けましょう。

結婚して幸せになっている人と会う機会を増やす

結婚に対してネガティブなイメージを持っている人は、結婚して幸せになっている人の話を聞く機会を増やすといいでしょう。「結婚しても、意外に自由にできるんだ」「好きな人とずっと一緒にいられるっていいなぁ」など、イメージが変わって前向きになれる可能性が大です。

男性の友だちと接して自分の魅力に気づく

婚活が面倒になったまま、男性と過ごす感覚を忘れてしまうのは考えもの。男友だちと話す、仕事帰りに飲みにいくなど、接する機会を持つといいですね。そして「私の魅力ってどこだと思う?」と聞いてみて、自分の魅力に気づいていきましょう。「私と結婚したらきっと楽しいわよ」と堂々と思えるようになることが目標です。男性との関わりを増やすことで、出会いのチャンスがやってくることも多いです。

リフレッシュしながら、結婚相手と出会うプロセスを楽しもう

結婚することだけをゴールにしていると、しんどくなりやすいので、適宜リフレッシュしながら休むことも大切です。婚活がうまくいくコツは、「私は素敵な女性よ」「私と結婚したら楽しいよ」と、自分の魅力に自信を持つこと。

うまくいかないことがあっても切り替えて、毎日を楽しく自分らしく過ごしていれば、ベストなタイミングで出会いがやってくるものです。結婚相手と出会うプロセスそのものを楽しんでいきましょう。

(高見綾)

※画像はイメージです

※この記事は2022年08月29日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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