八方美人の口癖10選。特徴と心理を解説
八方美人とは「誰に対しても愛想よく振る舞う人のこと」ですが、実際には褒め言葉としてではなく、揶揄や皮肉を込めて使われる言葉。そんな八方美人には、いくつかの共通する口癖があるのです。この記事では、八方美人の口癖10選とその心理を紹介します。
八方美人は、時に「誰にでも良い顔をして本心が分からない」「人に流されやすい」などと思われて嫌われてしまいがち。
そんな八方美人には、いくつかの共通した口癖があるのです。
この記事では、八方美人の口癖10選とその心理について紹介します。「もしかして私って八方美人?」と感じている方は、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
八方美人が使いがちな口癖10選
早速、八方美人が使いがちな口癖を見ていきましょう。
(1)「確かに」「分かる」
「確かに」「分かる」など相手の言葉に同調するような表現は、八方美人の代表的な口癖だといえるでしょう。
もちろん、本心から共感している言葉であれば問題はありません。しかし八方美人の場合、「嫌われたくない」「波風を立てたくない」という気持ちから相手の意見に同調していることが多いのです。
いつも反射的に「確かに~」と発言していると、相手は「本当に思ってる?」「適当に返事をしていない?」という印象を抱いてしまうかもしれません。
(2)「また今度ね」
「今度行こうね」「いつか遊ぼうね」など、曖昧な約束をするのも八方美人に多い口癖の1つ。
約束をして遊ぶことが仲の良い証であると感じている一方、相手に断られるのを恐れて自分から提案する勇気がないのでしょう。
もしくは、本心ではその気がないのに、その場を穏便に済ませるために具体性のない約束をする場合もあります。
いずれにしても、相手は「また社交辞令を言っている」と感じてしまうかもしれません。
(3)「どう思う?」
「○○さんはどう思う?」など、相手の意見や顔色をうかがうような発言が多いのも八方美人の特徴。
八方美人は優柔不断であることも多く、自分の意見が他の人と違うことに不安を感じるのです。そのため、つい相手に意見を求めてしまいます。
そして、仮に相手からどんな意見が返ってきたとしても「分かる」「そうだよね」と同調することが多いでしょう。
(4)「何でもいいよ」「合わせるよ」
相手から意見を求められた時、具体的な希望を口にすることなく「何でもいいよ」と言うのも特徴的な口癖といえます。
協調性があるともとれますが、仕事の場面など状況によっては、「責任感がない」「意欲がない」と思われてしまうことも。
相手に決断を委ねることで、自分が責任を負うのを避けようとしていると考えられます。
(5)「ごめんね」
「ごめんね」「すみません」など、謝罪の言葉が口癖になっているのも八方美人の特徴だといえます。
もちろん、本当に自分に非がある時には素直に謝罪することはとても大切です。しかし、本来であれば「ありがとう」など感謝の言葉に代えられるシーンでも、つい謝ってしまうことが多いのです。
無意識のうちに、相手のご機嫌取りをするのが癖になってしまっているのかもしれません。
(6)「さすがだね」
相手の話に対して、反射的に褒め言葉を多用するのも特徴です。
会話の内容をよく聞くことなく褒めていると、相手は表面上の反応を返されていると距離感を覚えてしまうこともいるでしょう。
場合によっては「適当に返事をされた」と印象が悪くなってしまうケースもあります。
(7)「ちゃんと話し合った方がいいよ」
誰かから相談をされた時に「本人同士で話し合った方がいいよ」とアドバイスすることが多い傾向も。
八方美人は、誰からも嫌われたくないという気持ちが人一倍強いため、自分の意見によって誰かを敵に回すことを恐れるのです。
そのため、自分なりの判断やアドバイスが苦手で、つい「話し合ってみては?」という回答が口癖になってしまっていると考えられます。
(8)「全然問題ないよ、大丈夫」
八方美人は、基本的に相手の意見を否定しません。
そのため、多少の無理難題であっても「大丈夫、大丈夫」と引き受けてしまうことが多いのです。
断って相手からの印象を損ねるより、少しくらい自分が無理をすることで丸く収まるのなら……と考えるのでしょう。
仕事では頼りにされる面もありますが、場合によってはうまく利用されてしまう可能性もあります。
(9)「ウケる」
大して面白くないことでも反射的に「ウケる~」と返し、周りの空気を乱さないようにすることもあります。
ただし、その場のノリと雰囲気に合わせているつもりでも、内容によっては「真剣に話しているんだけど?」とピリつかせてしまうことも。
また、あまりにも「ウケる」と多用しすぎて、「適当に返事をしている」「ちゃんと聞いていなそう」という印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
(10)「〇〇さんがこう言っていたよ」
自分ではなく他の誰かの言葉を借りて表現することも、八方美人の口癖だといえるでしょう。
万が一相手とは違う意見だったとしても、「自分はあくまで代弁者」という立場を守れるので嫌われたり波風を立てたりすることを防げます。
単純に報連相(報告・連絡・相談)としての発言であれば問題ありませんが、口癖になっている場合は注意が必要です。
自分の意見を言えず人を盾にする嫌な人と思われた場合、関係性にヒビが入ることもあります。
10の質問で分かる八方美人度診断
ここまで、八方美人の特徴的な口癖を紹介してきましたが、あなたはどのくらい共感したでしょうか?
以下の記事では、より具体的に八方美人度を診断します。10の質問に答えてチェックしてみましょう。
八方美人は口癖にも表れる
八方美人が使いがちな口癖には、「人から嫌われたくない」「波風を立てたくない」という考えが表れています。
1~2回程度であれば問題なくスルーできる口癖でも、長い付き合いになるうちに相手へ違和感を与えてしまうことも。もし、自分も発言に心当たりがある人は意識的に言葉を変えてみると良いかもしれません。
自分主体の意見を発信するよう意識するだけで、与える印象は大きく変わるはずですよ。
(渡辺瞳)
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※この記事は2022年06月16日に公開されたものです