パロサントの使い方とは? 「幻の香木」が持つ効果や用途
パロサントは甘い香りを持つ香木で、最近は浄化アイテムとして注目を集めています。さまざまな使い方があり、自分好みの用途を選んで取り入れやすいのも魅力。この記事では、パロサントの効果や使い方などを紹介します。
パロサントは、昔から浄化の儀式に使われてきた香木です。独特の甘い香りを持ち、幸運を呼び寄せるという言い伝えも。
日本ではこれまであまり知られていませんでしたが、最近は浄化グッズや芳香アイテムとして人気が高まっています。
この記事を読んでいる人の中にも、「パロサントを試してみたい!」という人がいるかもしれませんね。
そこで今回は、パロサントの効果や使い方などを紹介します。
パロサントとは?
パロサントは、最近人気が高まっている香木の一種です。その人気の理由はどこにあるのでしょうか?
昔から浄化の儀式に使われてきた「聖なる木」
「パロサント」とは、スペイン語で「聖なる木」という意味を持つ香木のこと。ペルーやアルゼンチン北部、パラグアイなどの中南米で育つ野生樹です。
昔からシャーマンたちが浄化の儀式などに活用しており、インカ帝国の時代にはすでに使われていたとされています。
今はワシントン条約で保護対象に定められているため、生きた木は伐採できません。自然に倒れた木や間伐材しか出回らないため、希少価値の高さから「幻の香木」と呼ばれることもあります。
浄化グッズやリラックスアイテムとして注目されている
パロサントは、日本であまり知られていませんでしたが、最近は浄化グッズやリラックスアイテムとして注目を集めています。
濃厚かつ甘い香りが特徴で、ウッディーな中にも爽やかさを感じられます。その芳香は、リラックス&リフレッシュタイムのお供にぴったり。
悪しきものを払って幸運を招くといわれているため、お守り代わりのスピリチュアルアイテムとしても人気です。
パロサントの効果
次に、パロサントの効果をチェックしていきましょう。
(1)空間やパワーストーンの浄化
パロサントは、古くから浄化アイテムとして使われてきました。
香りや燃やした時の煙が、悪い精霊を追い払い、良い精霊を招き入れると信じられていたのです。
また、パロサントの煙には、パワーストーンを浄化する効果もあるとされています。
(2)リラックス
パロサントの甘い香りは多くの人を魅了し、リラックスタイムのお供として使われることもあります。
照明を落としてパロサントに火をともし、立ち上る煙を眺める……。そんな穏やかな時間を過ごせば、ゆったりした気持ちになれそうですよね。
スピリチュアル的には、パロサントの煙や香りに引き寄せられた良い精霊たちが、癒やしをもたらしてくれるといわれています。
(3)虫よけ
パロサントは虫が嫌がる成分を含んでいるため、虫よけ効果もあるとされています。気になる場所に、そのまま置くだけでOK。
パロサントから作ったエッセンシャルオイルも販売されているので、それを蒸留水などで薄めてボトルへ移し、虫よけスプレーにするという使い方もあります。
パロサントの使い方
パロサントの使い方として一般的なのが、いったん火をつけて消し、煙を出す方法です。その手順を解説するので、興味がある人はぜひ実践してみてください。
STEP1:受け皿を用意する
まずは、受け皿やトレーなどを用意します。火をつけた後のパロサントを置いても大丈夫なように、耐熱性のある燃えにくいものを選びましょう。
大理石調のトレーや貝殻を使った器など、インテリアとして部屋にマッチするものを使うと、より気分が上がりますよ。
STEP2:パロサントに火をつける
パロサントを斜め45度程度に傾け、ライターやマッチなどで着火します。
STEP3:火を消して煙だけが出ている状態にする
火をつけて1分ほどたったら、手で仰いだり息を吹きかけたりして火を消します。
煙だけが出ている状態になったら、パロサントを手で持つか受け皿に乗せ、香りを楽しんでください。部屋を浄化したい時は、煙を行き渡らせるイメージでパロサントを持ち歩きます。
煙が消えたら、必要に応じてSTEP2~3を繰り返しましょう。
パロサントを削って燃やす方法も
パロサントを削って使う方法もあります。特に、湿気などで燃えにくいと感じた時は、細かくすると燃えやすくなるので試してみてください。
パロサントは普通のカッターで削れます。チップ状にして耐熱皿へ乗せ、直接火をつけましょう。
他にもある! パロサントの用途
パロサントには、燃焼させる以外にもさまざまな用途があります。
(1)そのまま飾ってインテリアとして楽しむ
パロサントの最も手軽な楽しみ方は、そのまま飾ることでしょう。
ナチュラルな見た目なので、温かみのある空間を演出できます。受け皿によって雰囲気が変わるので、そこにこだわってコーディネートするのも楽しいですよ。
玄関に置けば邪気払いのアイテムに、また、トイレに置けば芳香剤代わりにもなります。
(2)お風呂に浮かべる
パロサントは、お風呂に浮かべて使うこともできます。
使う時は、スティックをそのままお湯に入れればOK。また、好みに合わせて細かくしても良いでしょう。使用後のパロサントは、乾燥させれば何回か繰り返し使えます。
お風呂場の照明を落としてキャンドルを持ち込むなど、パロサントの香りと共にリッチなバスタイムを過ごすのも良いですね。
(3)布袋に入れてサシェや防虫剤代わりにする
パロサントを布袋に入れて、サシェや防虫剤として使う方法もあります。
サシェをバッグに入れて持ち歩けば、いつでもパロサントの香りを楽しめますよ。
また、タンスやクローゼットなどに入れると、香りを楽しめて防虫効果も期待できるので一石二鳥です。
パロサントの使い方を知って生活に取り入れよう
パロサントは昔から浄化のために使われており、その香りや煙は「悪い精霊を追い出し、良い精霊を呼び込む」といわれています。
濃密で甘い香りは、リラックスタイムのお供にもおすすめ。また、パロサントはインテリアや防虫グッズとしても活躍してくれます。
あなたに合った方法で、生活に取り入れてみてはどうでしょうか。
(#LIB_zine)
※一部の画像はイメージです
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※この記事は2022年06月10日に公開されたものです