【難読】“けんしい”? 「喧しい」の読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「喧しい」の読み方です。
“けんしい”ってなに? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「喧しい」の読み方は?
「喧」は喧騒と読むので、“けん”という読み方は知っている人もいるでしょう。
しかし、これに送り仮名の「しい」をつけて“けんしい”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“やかましい”と読みます。
「喧しい」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「喧しい」の意味は以下のように解説されています。
やかまし・い【×喧しい】
[形][文]やかま・し[シク]
1 声や物音などが騒がしい。うるさく、不快である。「工事現場の―・い音」2 いろいろの人が話題にして騒がしい。また、評判が高い。「世間が―・い」
3 こまごまとしていて、めんどうくさい。また、小言が多くてわずらわしい。「何事にも―・い人」「書類の手続きが―・い」
4 きびしい。「しつけに―・い家庭」「規則が―・い」
5 好みなどが気むずかしい。「食べ物に―・い人」
→煩 (うるさ) い[用法][派生]やかましがる[動ラ五]やかましげ[形動]やかましさ[名]
うるさい、騒々しいといった意味合いで使う、絶対に聞いたことがある言葉ですよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「喧しい」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。言ったことや聞いたことはあっても、漢字で見る機会はなかなかない言葉ですよね。
「喧しい」は、“やかましい”以外に“かまびすしい”という読み方もあるので、気になった方は調べてみてくださいね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年11月06日に公開されたものです