シンパシーの意味とは? エンパシーとの違いや類語・対義語
「シンパシー」はどんな時に使えるのか?(例文つき)
ここからは、「シンパシー」という言葉はどんな時に使えるのか、場面ごとに解説します。
相手に共感して意気投合した時
私達は相手と話をするうちに、自分との共通項を見出して、共感することがあります。そのように意気投合した場合に「シンパシー」を使えます。
例文
・私達は、初めて会ったにも関わらず、あまりにも共通項が多すぎて、互いにシンパシーを抱いた。
相手のビジョンに共鳴した時
ビジネスの場面で、リーダーが話す会社のビジョンに希望を感じ、共に尽力して実現したいと共鳴した時に「シンパシー」を使えます。
例文
・社長が唱えるビジョンに聞き入ってしまい、自分も頑張りたいとシンパシーを持った。
映画や本の中の登場人物に同情を覚えた時
映画などの登場人物が苦労しているのを見て、「自分にも同じようなことがあった」と、同じようにつらい気持ちを感じることがあります。このように他人に同情した時にも「シンパシー」を使えます。
例文
・映画の主人公があまりにも運がなく、自分のことのようにシンパシーを覚えた。
「シンパシー」を使う上での注意点
英語の「sympathy」には、「同情、思いやり、哀れみ、弔慰(ちようい)、弔問(ちょうもん)、お悔やみ」などの意味があります。
相手が事故や災害など思いがけないトラブルに遭った時や、誰かが亡くなった時など、使う機会は限られています。
日本語の「シンパシー」が相手への共感を示す言葉だからといって、英語でも同じ感覚で「sympathy」を不用意に使うことのないようにしましょう。
「そんなに哀れみを受ける覚えはない」と相手を怒らせたり困らせたりするかもしれないからです。