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【時候の挨拶】10月に使える挨拶言葉は? 書き方や文例を紹介

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

10月の「時候の挨拶」

10月の手紙に使える時候の挨拶を紹介します。

「○○の候(頃・節・季節)」の他に「〜のみぎり」という言葉もあります。「みぎり」とは、「時、折、時節」という意味です。

「清涼(せいりょう)の候」白露から寒露(2021年の寒露は10月8日)まで

「清秋(せいしゅう)の候」9、10月のスッキリした空が広がる頃(長雨の時期には使わない)

「秋天(しゅうてん)の候」10月上旬

「秋冷(しゅうれい)の候」10月上旬

「仲秋(ちゅうしゅう)の候」白露(2021年の白露は9月7日)から寒露(2021年の寒露は10月8日)頃まで

「清涼(せいりょう)の候」白露から寒露まで

「菊香(きっこう)の候」10月全般

「紅葉の候」10-11月の紅葉の時期

「錦秋(きんしゅう)の候」10-11月の紅葉の時期

「爽秋(そうしゅう)の候」10月全般。爽やかさを通り越して肌寒くなった頃には使わない

「秋晴の候」白露から霜降(そうこう。2021年の霜降は10月23日)の前日まで。澄み渡るような秋晴れの日が続く時期

「初霜の候」霜降の頃から立冬(2021年の立冬は11月7日)の前日まで

上記の時期は、あくまで目安です。

「白露」と「寒露」は、1年を24に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」の言葉です。「白露」とは草木に降りた朝露が白く輝く頃のこと、「寒露」とは朝夕の冷え込みが増し、露が冷たくなる頃のことを表します。

また、紅葉の見頃は、その年や地域によっても異なります。文面で「紅葉」や「錦秋」などの言葉を使う際には、例年9月末頃に見頃予想が報道されるので、チェックしましょう。

例文

秋気澄む頃、皆さまお健やかにお過ごしのことと存じます。

秋晴れの爽やかな日が続いております。いかがお過ごしでしょうか?

秋深く、カーディガンなど羽織るものが欲しくなる頃です。

○○山が日に日に秋の色に染まる頃、日足も短くなってまいりました。

・このところめっきり冷え込む日が増えてきました。

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