エクセルで図形や行をグループ化するには? 非表示にしたい行・列を折りたたむ方法
エクセルにおける行や列のグループ化の設定方法を知っていますか? 複数の行や列をグループ化したり、図形をまとめてサイズ変更したり。今回は、エクセルのグループ化について、画像を使い分かりやすく解説します。便利なショートカットキーも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
ビジネスシーンで活用するMicrosoft Excel(以下エクセル)。エクセルは多くの機能を持ち併せているため、全てを把握するのは至難の業です。
しかし、エクセルを使いこなすことで、ビジネスの効率化になることも。今回はエクセルのグループ化機能について、画像を用いて分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも「グループ化」とは?
一口にエクセルの“グループ化”と言っても、これは複数の機能に使われる言葉です。主に、以下2つの意味で使われます。
データをグループ化して見やすく折りたたむ
1つ目は、エクセルの表における行や列をグルーピングする機能。行や列の表示・非表示が簡単になります。
非表示にしたい行や列をグループ化して折りたたむことで、必要なデータだけを見やすいシートにすることができます。
複数の図形を同時に回転・移動・サイズ変更する
2つ目は、図形や図などを1つにまとめる機能です。グループ化した図形は、同時に回転、反転、移動、またはサイズ変更ができるようになります。
エクセルで図形(オブジェクト)をグループ化する方法
まずは、図形をグループ化する方法を見ていきましょう。
手順1:グループ化したい図形を選ぶ
まず、グループ化したい図形を全て選択します。Shiftキーを押しながら、図形をクリックしましょう。
手順2:右クリックで「グループ化」を設定
画像を選択したら、右クリックします。すると「グループ化」という項目が出てくるのでそこを選択。これでグループ化が完了です。
グループ化すると、3つの図形をまとめて移動・サイズ変更などができるようになりますよ。
エクセルで行をグループ化する方法
続いては、行をグループ化する際の設定方法を説明します。
手順1:グループ化したい行を選ぶ
まず、グループ化をしたい行①を選びます(今回は、4行~14行)。
②「データ」を選択し、続いてアウトライン内の③「グループ化」を選択。その後、④の「グループ化」を押します。
手順2:アウトラインに「−」が表示される
グループ化した行の番号左側に「・」が表示されます。その左に「−」が出てくるので、「−」を押すとグループ化した行を非表示、「+」を押すと表示されます。
下記の図の状態が、グループ化した4行~14行を非表示にした状態の例です。このように、グループ化を行えば該当の部分を簡単に表示・非表示ができるようになり便利です。
エクセルで列をグループ化する方法
次は、列のグループ化の設定方法を説明します。基本は行のグループ化と同じ手順になります。
手順1:グループ化したい列を選ぶ
まず、グループ化をしたい列①を選びます(今回は、B列~J列)。
②「データ」を選択し、アウトライン内の③「グループ化」を選択し、④の「グループ化」を押します。
手順2:アウトラインに「−」が表示される
列のアルファベット上に、「・」が表示されます。
そのさらに上に「−」が出てくるので、「−」を押すとグループ化した行を非表示、「+」を押すと表示されます。
下記の図の状態が、グループ化した「B列~J列」を非表示にした状態の例となります。行のグループ化同様、該当の部分を簡単に表示・非表示ができるようになり便利です。