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「一粒万倍日」はどんな日? 避けるべき&始めるべきこと

山本茉莉

「一粒万倍日」は、物事を始めるのに良い日とされています。今回は「一粒万倍」の意味や、一粒万倍日に始めるべきこと、やってはいけないことなどを紹介します。

「一粒万倍日」という言葉は知っていても、具体的にどんな日なのか分からない人は多いでしょう。

一粒万倍日は「いちりゅうまんばいび」「いちりゅうまんばいにち」と読み、縁起が良い日とされています。

本記事では一粒万倍日の由来や意味に加え、一粒万倍日に始めるべきことや避けるべきことなどを解説します。

一粒万倍日とは?

一粒万倍日は、1カ月のうちに数回ある吉日です。

何事を始めるのにもふさわしい日とされています。

一粒万倍日の意味

一粒万倍日には、「一粒の籾(もみ)が何倍にも実って立派な稲穂になり、大きな成長を遂げる」という意味があります。

一粒万倍日の一粒とはお米のことで、籾は稲の実の部分だけを脱穀した状態のことです。

「一粒の籾が何倍にもなる」という意味から、一粒万倍日は「何かしらの行動が何倍にもなって返ってくる日」とされます。

一粒万倍日は月に数回あり、特に「天赦日(てんしゃにち)」や「寅の日」といった吉日と重なった場合は、さらに幸運な日といわれます。

一粒万倍日の由来

一粒万倍日は、一粒万倍という四字熟語に由来します。

一粒万倍はもともと、浄土真宗聖典の報恩経(ほうおんぎょう)というお経に由来する言葉です。

報恩経では、「小さなものでも何万倍の収穫が得られるため、どんなにわずかなことでも大切にしなさい」という戒めの言葉として登場します。

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