「鼻白む」とは? 意味や読み方・正しい使い方を解説【例文付】
「鼻白む」の使い方
ここからは、「鼻白む」の使い方を見ていきましょう。
気後れするような出来事をきっかけに、気分が損なわれたり、気持ちが一気に冷めたりしてしまった場合などに「鼻白む」と使うことができます。
《例文》
・彼の場違いなスピーチに、参加者の多くが鼻白んだように見えた。
「鼻白む」は、慣れない場所や雰囲気に緊張したり、恥ずかしがったりすることで穏やかな気持ちでいられなくなる様子を表す時にも用いることができます。
《例文》
・会場に着くとそのテンションの高さに鼻白んでしまった。
また、何か驚くべき出来事があって、ひるんでしまった様子に対しても以下のように用いることができます。
《例文》
・A社からの突拍子もない提案に、つい鼻白んでしまった。
例文のように使う場合もあれば、以下のように活用することもできます。
「鼻白む思い」
「鼻白む思い」とは、気分が損なわれた、気持ちが冷めたといった場合に使える言葉です。
例えば「祝いの席で結婚の愚痴ばかり言われた私は、鼻白む思いを味わった」のように使うことができます。
「鼻白むだけ」
「鼻白むだけ」という使い方もあります。これは、相手がよかれと思ってやってくれたことに対して、こちらは逆にしらけてしまった、気分を害したといった時に使えます。
例えば「本を薦めてもらって読んだけれど、分からない単語ばかりでこちらは鼻白むだけだった」といった使い方ができます。
▶次のページでは、「鼻白む」の類語や対義語を見ていきましょう。