「鼻白む」の意味や読み方とは? 使い方や類語を解説(例文つき)
「鼻白む」という言葉を聞いたことはあるけれど、読み方や使い方が分からないという方も多いでしょう。そこで今回は社会人としてぜひとも知っておきたい「鼻白む」という言葉の意味や使い方、そして類語や対義語について紹介します。
「鼻白む」という言葉を、小説や新聞のコラムなどで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
「鼻白む」は、主に文語表現で使われる言葉です。見聞きしたことはあるけれど、言葉の持つ意味や使い方をきちんと理解している人はそう多くないでしょう。
そこで今回は「鼻白む」の意味やその語源、使い方、類語や対義語について解説します。
「鼻白む」の意味と語源
ここからは、「鼻白む」の意味や語源について見ていきましょう。
「鼻白む(はなじろむ)」の意味
「鼻白む」の読み方は「はなじろむ」です。「はなじらむ」とも読むことができます。
読み方が独特ですので「びはくむ」や「はなしろむ」などと読み間違える人もいるのではないでしょうか。読み方を知らなかった人は、この機会にぜひ正しい読み方を覚えておきましょう。
「鼻白む」の意味は、以下の通りです。
はなじろむ【鼻白む】
気おくれした顔つきをする。また、興がさめる。(『広辞苑 第七版』岩波書店)
なお、「気おくれ(気後れ)」とは、「自信を失ってひるんでしまうこと」という意味です。
つまり「鼻白む」とは、何かのきっかけで一気に自信を失ってしまう様子や、それまでの楽しい気分から急に気持ちが冷めてしまうことを表す言葉といえます。
「鼻白む」の語源
「鼻白む」という言葉の語源は、実ははっきりしていません。
しかし諸説として、よくない知らせや思いもよらないトラブルが舞い込んだ時に、血の気が引いてしまい顔色が青ざめしまうことからできた言葉ともいわれています。
このように鼻白むという言葉は、困ったり、動揺したりする様子を表す言葉として昔から使われてきました。