「不甲斐ない」の意味とは? 使い方や類語表現(用例付)
「不甲斐ない」の英語表現は?
「不甲斐ない」を意味する言葉は、英語でも数多くあります。
英文メールで使う機会の多い表現と併せて、押さえておきましょう。
「cowardly(臆病な)」
「cowardly」は、「不甲斐ない」の中でも「臆病な」「卑怯な」というニュアンスのある言葉です。
例文
・I was too cowardly to say anything back to his bullying of the new staff member.(彼の新入社員いじめに対して、不甲斐ないことに私は何も言えなかった。)
「timid(小心な)」
「timid」は、「不甲斐ない」の中でも「小心な」というニュアンスの強い言葉です。
例文
・Don?t be timid;be clear about what you want to say.(不甲斐ないぞ、言いたいことははっきり言いなさい)
「be ashamed of (恥ずかしい)」
“I’m ashamed of myself.”は、「自分自身を恥ずかしく思っている」という意味ですが、自分のことを「不甲斐ない」という気持ちを表現するのにぴったりの表現です。
例文
・I am ashamed of myself for not being able to finish the work by the deadline.(不甲斐ないことに期日までに作業を終えることができなかった)
「不甲斐ない」の正しい使い方を知っておこう
「不甲斐ない」という言葉は、人の行動や結果が情けない時や、期待通りの結果が得られない場合に使います。
誰でも自分のことを「不甲斐ない」と恥ずかしく思うことはあるもの。失敗した自分を「不甲斐ない」と表現することで、反省している様子が伝わります。
反面、他人に対するもどかしさを伝える場合には注意が必要です。どれだけ相手のことを思っていても、相手のことを否定する表現にほかならないからです。
「不甲斐ない」と人に伝える場合は、相手のことを評価しているからこそ残念なのだという気持ちを併せて伝えましょう。
言葉の意味や使い方を正しく覚えて、他人に嫌な思いをさせることのないよう、失礼のない表現ができると良いですね。
(小坂井さと子)
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※この記事は2021年07月19日に公開されたものです