「不甲斐ない」の意味とは? 使い方や類語表現(用例付)
「不甲斐ない」の類語・言い換え表現
「不甲斐ない」の類語を知り、「不甲斐ない」と併せてボキャブラリーを増やしましょう。
「不甲斐ない」には以下のような類語があります。
・情けない
・意気地がない
・不徳の致すところ
中でも「情けない」や「意気地がない」という言葉は、かなり厳しい批判や罵倒の言葉です。
そのため他人に対して使う場合は、注意することが必要です。
「情けない」
「情けない」とは、「嘆かわしい・みじめである」という意味です。
「不甲斐ない」の言い換えとしては、一番意味合いが似ているといえるでしょう。
例文
・せっかくお任せたいただいたのにこのような結果となってしまい、ただただ情けないです。
「意気地がない」
「意気地がない」とは、物事をやり抜こうという意思の強さがなく、気力に欠ける様子や人を指します。
例文
・あの人は陰でコソコソいうくせに、面と向かっては何も言わない意気地がない人なんだから、放っておいた方が良いよ。
「不徳の致すところ」
不徳の致すところは、自分の行為を謝罪する慣用句です。正しい敬語表現でありビジネスシーンで使えますが、重大なミスなどに対して使う点に注意が必要。
何か取り返しがつかないミスをしてしまった時は、この表現で言い換えても良いでしょう。
例文
・この度は私の不徳の致すところによりご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。
参考記事はこちら▼
「不徳の致すところ」が表す意味や使い方などを解説します。
「不甲斐ない」の対義語は「甲斐甲斐しい」
「不甲斐ない」の対義語としては「甲斐甲斐しい」が挙げられます。
「甲斐甲斐しい」とは、「頼りがいがある」「立派にやり遂げる能力がある」「てきぱきしている」という意味です。
意気地がない、だらしがないという「不甲斐ない」の反対にある言葉といえるでしょう。
▶次のページでは、不甲斐ないの英語表現を紹介します。