「ジレンマ」の意味とは? 使い方と例文&類語・対義語
「ジレンマ」の使い方と例文
「ジレンマ」の意味は理解できても、使い方に戸惑ってしまうこともありますよね。そこで、「ジレンマ」の具体的な使い方を見ていきましょう。
ジレンマに陥る
どちらを選べば良いのか一長一短で判断に困っている時に、「ジレンマに陥る」という表現が使われます。
例文
・安定した今の仕事を続けるか、成果次第で大幅な収入アップを見込める転職の誘いに乗るか、どちらも魅力的でジレンマに陥っている。
・残業がなくて収入が少ない仕事を選ぶか、休日出勤も余儀なくされる代わりに高収入を見込める仕事を選ぶかでジレンマに陥っている。
ジレンマを抱える
2つの相反することの間で迷って悩みや問題点を抱えている状態に、「ジレンマを抱える」という表現が使われます。
例文
・人生ではジレンマを抱えることは避けられない。
・彼氏と別れた方が良いとは分かっていても、たくさんの良い思い出があり決断できず、ジレンマを抱えている。
ジレンマと闘う
「ジレンマと闘う」という表現は、上記のように「〜したい気持ちはあるけれど、なんとか〜した」という状況で使われます。
例文
・毎朝目覚まし時計を止める瞬間は、もう少し寝たいというジレンマと闘っている。
・スイーツを食べたくても、ダイエットしたい気持ちもあって、ジレンマと闘って我慢している。
ジレンマを解消する
「ジレンマを解消する」は、上記のように2つの相反することをうまく解決できる時に使われる表現です。
例文
・このドリンクならダイエットを続けながらお腹いっぱい食べたいというジレンマを解消できる。
・中間管理職はたくさんの人の立場を考慮しつつ、人間関係のジレンマを解消することに頭を悩まされる。
ジレンマがある
ジレンマが存在する状態を指して、「ジレンマがある」という表現を使います。
・競合会社同士には、いつも利益相反してしまうというジレンマがある。
・ジムへ通って運動したくても、節約中だと出費がかさむというジレンマがある。
ジレンマに悩む
2つの相反することが目の前にあって、どちらを選べば良いのか悩んでいる状況で、「ジレンマに悩む」と表現されます。
例文
・中間管理職のもとには異なる意見が集まりやすく、ジレンマに悩むことが珍しくない。
・いつも、ダイエットしたいという気持ちと新作スイーツを食べたいという気持ちのジレンマに悩んでしまう。