「ジレンマ」の意味とは? 使い方と例文&類語・対義語
「ジレンマ」の類語と対義語
「ジレンマ」には似た意味を持つ言葉や対義語もありますので、見ていきましょう。
「ジレンマ」の類語は「板挟み」や「窮地」
いたばさみ【板挟み】
対立する2者の間に立ってどちらにつくこともできず、苦しむこと。
(『デジタル大辞泉』小学館)
窮地【窮地】
追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立場。
(『デジタル大辞泉』小学館)
「ジレンマ」は「相反することの間で板挟みになること」を指しますので、「板挟み」は同義語です。
また、「ジレンマ」に陥ってどちらを選んでも角が立つような状況だと、「窮地」と表現するのも良いでしょう。
◇「ジレンマ」にははっきりとした対義語はない
「ジレンマ」には、真逆の意味を持つはっきりとした対義語はないようです。「ジレンマ」と同じく古代ギリシア語が語源である「カタルシス」が対義語に近いといえるでしょう。
カタルシス【katharsis】
文学作品などの鑑賞において、そこに展開される世界への感情移入が行われることで、日常生活の中で抑圧されていた感情が解放され、快感がもたらされること。
(『デジタル大辞泉』小学館)
相反する2者の間で抑圧されていた感情が解放される状況を考えると、「ジレンマ」と逆の意味に近いととらえられます。