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「尊い」とはどんな意味? 使い方や例文、英語表現を解説

髙橋めぐみ

ネット上で「尊い」という言葉を見かけることがありますよね。あなたは正しく意味を理解できていますか? 今回は、教員免許を持つWebライターの髙橋めぐみさんに、「尊い」の意味や使い方、類語などを教えてもらいます。

「尊い」という言葉を、SNSなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、その言葉の使い方を見て「私の知っている意味と違う」「どんな時に使うの?」と思ったことはありませんか。

実は、オタクの間で浸透している「尊い」という言葉は、本来とは異なる意味で使われています。

そこで今回は、「尊い」の意味や使い方を詳しく説明していきます。「推しが尊い……」のコメントには、一体どんな意味があるのでしょうか。

「尊い」の意味とは?


まずは、「尊い」という言葉が持つ意味を紹介していきます。本来の意味と、オタクの間で使われている意味には違いがあるため注意してください。

本来の意味は「高貴である」「価値が高い」

「尊い」の意味を辞書で引いてみると、以下のように記されています。

とうとい【尊い】

1.崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である。

2.きわめて価値が高い。非常に貴重である。たっとい。

3.高徳である。ありがたい。

(『デジタル大辞泉』小学館)

「尊い命」「尊い努力」というような言い回しを耳にしたことがあるでしょう。

「尊い」は、他の何とも比較できないような絶対的なもの、というニュアンスで捉えられる場合が多いようです。

オタクの間では「最上級の褒め言葉」


オタクの間では、信仰心に似た強い感情を抱いている状況を表す時に使われています。

好きなキャラクターや作品の存在が、自分の中で貴重なあまり、神聖に感じる、素晴らしい、最高すぎるといったニュアンスです。

オタク言葉として有名な「萌え」よりも、信仰心に近い感情を抱いているような状況でよく用いられます。

現在は、アニメや漫画、ゲームなどの作品に登場するキャラクター、俳優、アイドルなどに対しても幅広く使われています。

オタクを中心に広まった言葉ですが、オタクに限らず若者の間で広く使われる言葉といえるでしょう。

次ページ:【例文つき】「尊い」はどんな時に使えるのか?

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