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自分にも、相手にもうそをつかない。山本美月が大切にしているマイルール

#Lifeview

ameri

あこがれの人、がんばってる人、共感できる人。それと、ただ単純に好きだなって思える人。そんな誰かの決断が、自分の決断をあと押ししてくれることってある。20~30代のマイナビウーマン読者と同世代の編集部・ライターが「今話を聞いてみたい!」と思う人物に会って、その人の生き方を切り取るインタビュー連載。

取材・文:ameri
撮影:洞澤佐智子
編集:簑田奈美/マイナビウーマン編集部

高校1年生の時にスカウトされ、2009年7月に「第1回 東京スーパーモデルコンテスト」にてグランプリを獲得。ファッション誌『CanCam』の専属モデルとして華々しくデビューした山本美月さん。

その後数々の話題作に出演し、モデルとしてだけではなく、女優としてのキャリアを着実に積み上げている。

そんな彼女が次に出演するのが、2021年6月18日(金)に公開される映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』だ。

本作で演じたミサキのような優しく素直な女性から、クールでかっこいい女性まで幅広いキャラクターをこなす彼女は、自分が演じる役をどう選択しているのだろうか? また、仕事や生活で大切にしているルールとは? 彼女の人生観と仕事観を深掘りしてみた。

山本美月

どんな役に対してもフラットな姿勢で挑む

「最近は自分で選んでお仕事させていただいてますが、これまでは自分自身で選択してきていなかったので、いただいた役は全てお受けしていました」

そう語る彼女。演じてきた役の中には、「自分には合っていない」と感じた経験ももちろんあったのだとか。

山本美月

「最初のうちは、いただいた役のほとんどが自分と合っていない気がしていました。特に、当時モデルをしていたファッション雑誌のイメージからいただいた“クラスで一番モテる女の子”のような役は、合っていなかったのかなぁと思います。私自身、実際そういう人間ではないので……」

明るく笑いながら、「当時は楽しみながら演じるようにしていました」と言う。

とはいえ、山本さんといえば、清純派の役だけではなく、ぶっ飛んだ役をも自分のものにしている印象だ。自分では感情を想像しにくい役にはなかなか入り込むのが難しそうに感じるが、彼女は「そんなことないですよ」とまっすぐ答える。

山本美月

「突拍子もないキャラクターだから入り込めないということはなく、どんな役に対してもフラットな姿勢で挑んでいます。

演じる役がたとえ悪い子でも、好きになりたいと思うんですよね。自分の全てを嫌いな人っていないじゃないですか。何かしら良いところがあるはずだから、どうにか好きになって、肯定してあげたいと思っています」

そして、一息置いてこう続ける。

「私が理解できない行動でも、演じているその役自身は良かれと思って行動していることだから、それをしっかり肯定してあげたいと思うんです。ただ、役から離れた瞬間『え、何してるの?』とは思うけど(笑)」

山本美月

本作で彼女が演じるミサキは、岡田准一さん演じる主人公・ファブル/佐藤アキラのバイト先であるデザイン会社 「オクトパス」で働く、素直で優しい幸薄ガールだ。

ミサキという役と自分自身には、重なる部分や理解できない部分はあったのだろうか?

「本当はやりたくないのに、無理して自分らしくない方法でお金を稼ごうとするのは理解できないですね。他の稼ぎ方だってあるはずなのに……。きっとミサキはちょっと不器用なんでしょうね。でも、あれだけ心がきれいなところはすてきだなと感じます。

強いて近いところを挙げるなら、絵が好きなところ。劇中で使っているペンタブは普段から持ち慣れていたので、役に入る上で大変さは感じませんでした」

マイルールは「うそをつかないこと」

本作では、伝説の殺し屋である主人公のファブルが「誰も殺さず普通に暮らす」というルールを守って生活しているが、彼女にも何かマイルールがあるのだろうか?

聞いてみると、「うそはつかないこと」という答えが返ってきた。

「“山本美月”という私自身でいる時は、なるべくうそをつかないことがマイルール。というのも私、どんなうそをついたか忘れちゃうんです(笑)」

そう言って茶目っ気たっぷりに笑う。

山本美月

「辻褄が合わなくなることが嫌。なので、正直に生きるようにしています」

まっすぐ、偽らずに言葉を紡いでいく。彼女から伝わる芯の強さは、この正直さによって生み出されているものなのだと感じた。

全てがターニングポイント。だって全部つながっているから

シリーズ2作目となる今回の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』では、主人公が過去に関わった事件をきっかけに大騒動へと発展していく。

人生が長くなるにつれて、決断しなくてはいけない場面やターニングポイントが増えていくもの。高校1年生で芸能界に飛び込んだ彼女には、人生が変わったと感じた瞬間はあるのだろうか?

「スカウトされて、明治大学を受験して、上京して。それぞれもちろん大きく変化したとは思うけれど、結局のところ全部つながっているから、どれが原点かといわれると分からないですね。どれかがズレていたらまた変わっていただろうし、全ての選択がターニングポイントだったと思います」

そう話す彼女に、もしモデル・女優という仕事を選んでいなかったら、どんな人生を歩んでいたと思うか尋ねてみた。

「同じ明治大学に進学するのであれば、そのまま勉強を続けて研究者になっていたかもしれません。誰も知らないものを見つけることに興味があったんですよね」

山本美月

全部が今につながっているから、全ての選択がターニングポイント。そんな彼女の言葉で、過去の1つ1つの選択が今の私たちを作り上げているんだと、改めてそう感じた。

選択を重ねた先に、彼女はどんな未来を描いているのだろうか。

「最近はかわいそうな子の役が多かった気がするので、強い女の人に挑戦してみたいなと思っています。あとは、女優業・モデル業だけではなく、好きな絵は描き続けていきたいです。手作業で何か楽しい仕事ができたらいいな」

山本美月

うそをつかずにまっすぐに生きる。彼女はそんな生き方を体現している女性だった。質問に対して、時にはお茶目に、時には冷静に答えてくれる姿やしっかりと自分の意思を持っている姿は、とてもまぶしく見えた。

山本さんの言葉は、私を「もっと自分にも相手にも正直に生きてみてもいいかもしれない」という気持ちにさせてくれた気がする。だってこの人生を選んでいくのは、他の誰でもない、私自身なんだから。

INFORMATION

映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

©2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会

伝説の殺し屋“ファブル”(岡田准一)は、ボス(佐藤浩市)から「1年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられ、佐藤アキラという偽名で相棒・ヨウコ(木村文乃)やバイト先の社長(佐藤二朗)、同僚のミサキ(山本美月)と関わりながら、「プロの普通」を極めるために奮闘中。一方、4年前のある事件でファブルに恨みを持つ最狂の敵・宇津帆(堤真一)が街で暗躍し、ファブルへの復讐に燃えていた。

2021年6月18日(金)全国ロードショー!

※この記事は2021年06月15日に公開されたものです

ameri

2016年より執筆をはじめ、主に美容・恋愛・ウエディングについて書いています。美容とコーヒーとチョコレートをこよなく愛するフリーライター。コスメと触れ合うこと、旅行、カフェ巡りが趣味です。百貨店のコスメフロアによく出没する特徴あり。

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