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確約が無いからこそ“その日を精一杯生きる”。神崎恵の揺らがない軸

#Lifeview

ameri

あこがれの人、がんばってる人、共感できる人。それと、ただ単純に好きだなって思える人。そんな誰かの決断が、自分の決断をあと押ししてくれることってある。20~30代のマイナビウーマン読者と同世代の編集部・ライターが「今話を聞いてみたい!」と思う人物に会って、その人の生き方を切り取るインタビュー連載。

取材・文:ameri
撮影:大嶋千尋
編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部

凛とした佇まい、上品な語り口、そして揺るがない美しさ。見た目の美しさだけではなく、内側からにじみ出る、揺るがない軸と柔らかさ、努力で磨かれてきたセンスが相まって、唯一無二の存在となっている。

それが、今や多くの方から支持を集めている美容家・神崎恵さんだ。

7月30日に出版した『神崎メソッド 自分らしく揺らがない生き方』で彼女は、自身の生き方と考え方の根幹をじっくりと語っている。

アラサー世代がぶつかる壁を経験してきた神崎さんだからこその、胸にふっと落ちてくる言葉たち。自分らしく、揺らがず生きてきた彼女の人生観を深掘りしてきた。

“その日を精一杯生きる”に尽きる

20代のうちに結婚、出産、離婚を経験した神崎さん。大きな変化を伴うライフイベントは飛び込むのに覚悟や勢いが必要で、その決断には不安がつきもの……。神崎さんも、私たちと同じように不安や悩みを感じていたのだろうか。

「結婚に関しては、ある程度の怖さや不安、自分の年齢的な部分がよく見えてきている今だと、なかなか踏み切れないだろうなと思います。出産もそう。考え始めると、不安しかなくなってくるから難しいですよね。若い時だから出来ることってあったなと……。

今は結婚も出産も自分で選べるからこそ、また違う難しさがあるのだと思います。当時の私は、結婚・出産に対してそれほど不安は感じませんでした。やるべきことが目の前にあったので、『まずやってみよう』という気持ちでしたね。

とはいえ出産に関しては“リミット”がある。でも、子どもが欲しいわけではないのに産むのは違いますよね。ただ、どのタイミングでも良い訳ではないからこそ、私の周りでは卵子凍結などに取り組んでいる女性が増えてきている印象です」

ライフイベントだけではない。仕事も頭を悩ませる要素のひとつ。転職すべき? これからのキャリアプランはどうしよう? なんだか“漠然とした不安”を抱いているマイナビウーマン世代は多いはず。

「将来のことは、誰にも分からないですよね。私もいつも『この先どうなっていくだろう』という不安と隣り合わせで生きています。確約がないので、“その日を精一杯生きる”に尽きる。

考えすぎて不安になるよりは、やっておくべきことをやった方が自分のためになると思うので、やらない不安よりは、やってから『次は何をしよう』を大事にしています

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