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確約が無いからこそ“その日を精一杯生きる”。神崎恵の揺らがない軸

#Lifeview

ameri

あこがれの人、がんばってる人、共感できる人。それと、ただ単純に好きだなって思える人。そんな誰かの決断が、自分の決断をあと押ししてくれることってある。20~30代のマイナビウーマン読者と同世代の編集部・ライターが「今話を聞いてみたい!」と思う人物に会って、その人の生き方を切り取るインタビュー連載。

それぞれの“幸せ”がゾロ目に近づくように生きていきたい

神崎さんの魅力のひとつと言えるのが、説得力のある言葉。“言葉”を大切にする背景にある思いも話してくれた。

「元々言葉が好きっていうのもあるのですが、自分の中にある気持ちを表現する時、ちょっとでもズレて伝わってしまったりすると、いろいろなことが狂ってきてしまうなと感じたんです。

できるだけ誤差の無いように自分の思いを伝えた方が、たとえ絡まってしまっても納得がいくなと思って、言葉を大切にするようになりました。言わなくても分かることはこの世の中にはそうそう無い。だから、しっかりと伝えるようにしています」

最後に、彼女にとって“幸せな将来像”とはどんなものかを尋ねると、「気持ち良く生きていること、じゃないですかね」という答えが返ってきた。

『まるごと幸せ』って無いと思うんです。幸せってカテゴリーごとにそれぞれの形があると思っていて。なので、できるだけそれぞれのカテゴリーで幸せがゾロ目に近づけるように、自分を守ったり勇気づけたり、環境を選んだりしながら生きています。

一つひとつのところで、自分をどれだけ満足させるか、生きやすくしていくかを考えていくと、少しやり方が見えてくるのかもしれません。ゆったり生きていきたいけど、戦いは続けていきたいので、メリハリをきかせていけたらいいなと。

息子たちに囲まれて、美味しいごはんを食べて、出来る限り思うように過ごせたら幸せですね。思うように生きるには、やっぱり頑張らないといけないので、頑張って仕事をしたいなと思います!」

揺るがない軸を持ちながら、柔らかくしなやかに年齢を重ねている神崎さん。彼女が発する言葉の一つひとつが美しく、そしてするりと胸に入り込んでくるのは、彼女自身がこれまでの経験でいろいろな感情を知ったからなのだと感じた。著書を読み、神崎さんの言葉を聞き、年齢を重ねるのが楽しみになれた気がする。

『神崎メソッド 自分らしく揺らがない生き方』(神崎恵・著/講談社)

女性誌『with』の大人気エッセイ連載「もうメイク落としていいですか?」をきっかけに、新たに取材&書き下ろしで生まれた、現代女性のためのビジネス本。いつだって目が離せない彼女の生き方と考え方の根幹を知ることができます。

※この記事は2022年10月18日に公開されたものです

ameri

2016年より執筆をはじめ、主に美容・恋愛・ウエディングについて書いています。美容とコーヒーとチョコレートをこよなく愛するフリーライター。コスメと触れ合うこと、旅行、カフェ巡りが趣味です。百貨店のコスメフロアによく出没する特徴あり。

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