「及び」の意味とは? 「並びに」との違いと使い方【例文あり】
「及び」を使う上での注意点
複数の事柄を併記したり、別の事物を付け加えたりする時に使う「及び」という言葉。使い勝手のいい言葉ですが、使用する上でのルールを覚えておかなければ誤用してしまう可能性があります。
ここからは、「及び」を使う上で押さえておくべき注意点を解説します。
句読点の使い方に注意する
「及び」を使う上注意すべきポイントの1つが、句読点の有無や位置です。
まず、「A及びB」というように2つの事柄を列挙する場合は、基本的に句読点は不要です。例えば、夕食と朝食を「及び」を使って併記する場合は、「夕食及び朝食」となります。
列挙したい単語が長い、文章のリズムを良くしたいなどの理由で読点を付けたい場合は、「A、及びB」のように「及び」の前に読点を付けるようにします。
例えば、「部長、及び課長」や「プロジェクトリーダー、及びサブリーダー」のように表します。
「及び」の後に読点を持ってくる使い方は基本的にはしないため、覚えておくようにしましょう。
ビジネスシーンやフォーマルな場面で使うようにする
単語と単語をつなぐ役割をする「及び」は慣れると使い勝手がいい言葉ですが、どんな場面でも使っていいという訳ではありません。
基本的には契約書などの堅い文章や、会議などで使われる少しかしこまった表現となるため、ビジネスシーンやフォーマルな場面でのみ使うようにすることをおすすめします。
日常会話では「及び」の代わりに「〜と」を使うと良いでしょう。