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ラポールとは? 意味や使い方&形成する方法

浅野寿和(心理カウンセラー)

ラポールとは、相手との信頼関係を指す心理学用語。ラポールを形成すると、ビジネスや恋愛などさまざまなシーンで役立ちます。今回は、心理カウンセラーの浅野寿和さんが、ラポールの意味や使い方、コミュニケーションを円滑にするテクニックを解説します。

「ラポール」とは、人と人とのつながりを構築する相互の信頼関係のこと。ラポールを形成すると、格段にコミュニケーションの質が上がります。

今回は、ラポールを形成する方法について解説します。

「ラポール」とは? 言葉の意味

「ラポール」とは心理学の用語で、主にカウンセリング時のセラピストとクライアントの信頼関係を指す言葉です。

フランス語で「橋を架ける」という意味があり、信頼関係によってお互いに心が通じ合い、相手を受け入れている状態を指します。

最近では、カウンセリング分野に留まらず、ビジネス、家族、夫婦間などの人間関係を改善する目的で用いられる言葉でもあります。

また、ラポールとは「目に見えない感覚的な要素」です。例えば「何となく気が合う」「不思議と自分のことを話したくなる」「自然と心を許せる」といった感覚に近いものです。

そのため、ラポールは相手の話を聞いたという事実だけで形成されるようなものではなく、人と人が触れ合い、心がつながっていく中で生じるものといえます。

次ページ:ラポールを形成するメリット

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