どこからが浮気だと認識するのかは人によって異なります。彼氏と話していたら意見が食い違ってしまった、という人もいるかもしれません。
そこで、浮気のボーダーラインに対する男女別の心理を紹介します。
お互いの浮気に対する認識の差でモヤモヤしないためにも、どうやって上手に付き合っていけばいいのか考えてみましょう。
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■どこからが浮気? 浮気の基準【女性の意見】
一般的に、どこからが浮気だと判断されるのでしょうか。男女別にアンケートで取った意見を見ていきましょう。
まずは女性の意見を紹介します。
◇(1)二人で会うのは浮気
・「二人で会う時点で無理。お互い好意があるから二人で会いたいんだと思うし」(23歳女性/その他/その他)
・「メールまではセーフだけど、二人っきりで会うのはNG。会うとなるとキスとかしちゃうと思うから」(34歳女性/その他/その他)
・「複数人でごはんなどに行くのはいいが、二人きりはダメ。二人きりだと何があるかわからないから」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
「二人きりで会うということは親密な証拠。それ以上の関係になる可能性がある」ということで、異性と二人で会うのは浮気だと判断する女性もいるようです。
ただし、仕事で異性と会う男性もいると思いますので、このボーダーラインはハードルが高いと感じる彼氏もいるかもしれません。
◇(2)スキンシップNG! 体に触れたら浮気
・「相手と手をつなぐなど、体に触れたらNG。気持ちも揺らぐだろうし、触られたと思うと触りたくなくなる」(28歳女性/その他/その他)
・「異性と食事に行くのはOK。キスや肉体関係を持ったら許さん」(24歳女性/その他/その他)
・「ディナーはOKだけど、泊まりはなし。体の関係を持ったらアウト」(33歳女性/その他/その他)
手をつなぐなど、体に触れる行為は、実際の関係性はともかく、パートナーをもやもやさせるもの。
肉体関係はもちろんのこと、キスは友人同士では一般的にしないものですし、それ以上の関係に発展していく可能性が高いので、浮気を疑われても仕方ないかもしれません。
■どこからが浮気? 浮気の基準【男性の意見】
続いては男性の思う浮気のボーダーラインを見ていきましょう。
◇(1)2人きりNG! 特に夜はダメ
・「男女含めてみんなでなら遊んでもいいけど二人きりではだめ。二人きりでは恋心が生まれるから」(27歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「二人きりは基本的になし。昼間でもエッチな気分になりやすいから」(30歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「ランチはOKだけどディナーはNG。夜だとエッチな雰囲気になる」(30歳男性/情報・IT/技術職)
「2人になると恋心が芽生えたりエッチな気分になるから」という理由で、2人きりはNGという人もいれば、会う時間帯が夜はダメという人もいます。
独占欲の強い男性もいるので、自分の彼女が他の男性と一緒に過ごすことが許せない・不安だと考えることもあるようです。
◇(2)手を繋ぐ
・「身体的接触はやめてほしい」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「友だちなら手を繋ぐ必要はないから」(32歳/小売店/事務系専門職)
・「気持ちがなければ手を繋がないと思うから」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
確かに、手を繋いでいる場面を見たらいろいろ想像しそうです。普通の友人関係なら、異性と手を繋ぐこともないですよね。(※2)
◇(3)彼氏よりも頻繁に連絡を取り合っている
・「実際の浮気という点では手を繋いだら、ということなんですが、感情としては男と連絡をとっている時点でかなり嫉妬して許せないので」(36歳/機械・精密機器/営業職)
・「気持ちが動いたらもうダメ」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)
いつの間にか自分との用事より優先されるようになれば悲しいですね。恋人が他人と頻繁に連絡を取り合い、気持ちが自分に向いていないと感じたら、浮気だと思われても仕方がないかもしれません。(※2)
◇(4)肉体関係を持たなければOK
・「二人での食事はOKだけどラブホテルはNG」(31歳男性/人材派遣・人材紹介/その他)
・「本気になっていなかったら、エッチの手前までは大丈夫」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「ご飯を食べに行く程度ならまったく問題なし。肉体関係にさえ発展しなければ何をしても許せる」(33歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)
肉体関係がなければ、多少のスキンシップや食事程度は意外にもOKだとする男性が多いようです。
とはいえ、肉体関係を持ったらアウト、という認識は男女に共通していますね。
▶次のページでは、なぜそのラインを超えたら浮気だと感じるのか、浮気のボーダーラインに対する男女の心理を紹介します。
■浮気のボーダーラインに対する女性心理とは?
独占欲や嫉妬・束縛がどれだけ強いかによって変わってくるのですが、一般的に女性は、肉体関係を持つなど確実に浮気したとされる時点よりも早く、浮気のボーダーラインを設定することが多いようです。
好意を持っている、やましい気持ちでコソコソ会っている、キスを含むスキンシップをしているなど、男性の気持ちが揺れ動いていて、「このまま放っておくと関係が進展するな」と思った時点で線引きをしている人が多い傾向です。
◇女性は「男性は浮気するもの」と考えている
男性は種の保存の本能から、多くの女性と関係を持ちたいと考えます。
もちろん、多くの男性はその本能を理性で抑えているのですが、一般的に、女性は「男性は浮気する可能性がある」と考えています。
そのため、ボーダーラインが早めに設定されているのだと考えられます。
◇女性は「自分の選んだ男性は魅力的」だと思う
女性は優秀な男性に惹かれるため、「自分が選んだ男性は、他の女性にとっても魅力的なはずだ」と考えています。
そのため、他の女性に取られないように、浮気のボーダーラインは早めに設定されていると考えられます。
■浮気のボーダーラインに対する男性心理とは?
二人きりで会うことはNGという人もいますが、一般的に男性は、遊びに行ったり連絡先を聞いたりする程度のことはそれほど気にしない人が多く、片思いなど精神的に気持ちが動くのはセーフだと考えているようです。
肉体関係を持つのは完全NGですが、肉体関係を持つまでの多少のことは「何か理由があるのだろう」と考え、浮気だと断定しない傾向があります。
◇男性は「彼女が浮気している」と認めたくない
男性は、自分が浮気することはあっても、されることは想定していないケースが多いです。
基本的には彼女のことを信用する傾向がありますので、確実にアウトだと認定するまでは浮気を認めないようです。
また、女性は種の繁栄の本能から、優秀な男性に惹かれます。女性の浮気は、より優秀な男性に惹かれたということなので、本気の可能性も男性に比べて高めです。
このあたりの事情も、男性が女性の浮気を認めたくない理由の一つかもしれません。
■男女の「浮気観の差」を押さえて上手に付き合うコツは?
男女で浮気のボーダーラインに対する考え方が違うことが分かりました。
彼氏との認識の差で喧嘩になったり、もやもやしたりすることがないように、日頃からどのようなことに気を付けていけばよいのでしょうか。
◇(1)してほしくないことはちゃんと伝えておく
浮気の境界線は、人によってずいぶん感覚が違います。また、男性よりも女性の方が厳しい傾向がありますので、「普通は、彼女以外の女の子と出かけないでしょ」と思っていても、相手は全然気にしていなかった、なんてことも。
もやっとしたことがあれば、その都度、「こういうことされると心配になるからやめてほしい」などと具体的に伝えておきましょう。
もちろん、浮気は絶対NGなら、「浮気したら別れるからね」と、さらっと最初にくぎを刺しておくといいですね。
◇(2)お互いのボーダーラインをすり合わせておく
付き合う前、もしくは付き合ってからなるべく早いタイミングで、どこからが浮気なのかを、彼氏と話し合っておくことはとても大切です。これをうやむやにしてしまうと、線引きの違いから後でトラブルになってしまうことも考えられます。
価値観が一緒であればいいのですが、彼氏とボーダーラインがずれていたときは、すり合わせをしていきましょう。
その際は、彼氏の考え方を一方的に否定したりせず、相手の考え方や事情などを聞いて理解する姿勢を忘れずに。
1回で終わらなければ、何回も話してみて、お互いに納得することが大切です。
◇(3)お互いのスケジュールを共有しておく
どこで何をしているのか、簡単なスケジュールをお互いに共有しておくと、不要な心配をせずに済むかもしれません。スケジュールアプリを使って、それぞれの予定を入れておくのもいいですね。
もし彼氏が乗り気ではないときは、「今日は○○ちゃんと△△駅でご飯食べてくる」などと、自分のスケジュールを報告するようにしておくと、彼氏も自然と自分の話をしてくれるようになるかもしれません。
◇(4)隠し事をなくしていくことを意識する
お付き合いしているからには、信頼関係を深めていきたいもの。隠し事をなくして、さまざまなことをお互いにざっくばらんに話せるようになるのが理想です。
すぐには難しいかもしれませんが、特にセックスの話をオープンにできるようになるといいですね。
セックスについての話を隠さず恥ずかしがらず、できるようになることで、浮気の問題についても風通しがよくなるでしょう。
▶次のページでは、恋人の浮気が発覚した場合の対処法を紹介します。
■もしも浮気が発覚した時はどうしたらいい?
信じていた恋人の浮気が分かったら、とても悲しい気持ちになりますよね。ですがまずは、冷静になって今後どうしていくかを考えていくことが大切です。
最後に、もしも浮気が発覚した場合の対処法を見ておきましょう。
◇(1)浮気の事実をはっきりさせる
まずは、相手が本当に浮気したのかどうか、事実関係をはっきりさせましょう。もしかしたら、実際は浮気をしておらず、一方的な勘違いをしているのかもしれません。
誰と、いつから浮気をしていたのか。体の関係はあったのか……など、事実関係を聞いた上で、恋人との今後を検討しましょう。
◇(2)冷静になるまで時間を置く
浮気の事実がはっきりしたら、ショックで取り乱してしまうこともあるでしょう。でも、自分が正しい判断を下すためにも冷静になることが大切。
友達や家族に話を聞いてもらったり、自分の考えを紙に書いたりして、落ち着いて話し合える環境をつくりましょう。
◇(3)浮気の証拠を取っておく
後々はぐらかされたり、事実を隠されたりしないように、LINEのスクショなどの証拠を取っておきましょう。
別れるかどうか、正しい判断を下すためにも、決着が着くまでは証拠を取っておくのがベターです。
◇(4)別れるか交際継続するか決める
浮気の事実が明らかになったら、交際を続けるか、別れるかを決めましょう。感情的になってしまうかもしれませんが、冷静に相手と話し合ってください。
浮気相手が既婚者の場合、裁判沙汰になる可能性も考えられます。面倒な展開に巻き込まれたくないのであれば、別れる選択をおすすめします。
また、彼の気持ちが浮気相手に傾いているのであれば、こちらに戻ってくる確率は低いでしょう。すんなり別れた方が、お互いのためになるかもしれません。
参考記事はこちら▼
■思わぬ誤解で喧嘩しないようにしよう!
どこからが浮気になるのか、その境界線は人によっても、男性と女性とでも感覚が異なります。
一般的に、女性は男性に比べると、浮気のボーダーラインを早めに線引きしている人が多いです。
彼氏とは、浮気の認識がズレている可能性があることを念頭において、お付き合いしたらできるだけ早い段階で、彼氏と境界線についてすり合わせをしておきましょう。
オープンにいろいろと話し、信頼関係を深めていきたいですね。
(高見綾)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年11月10日~11月13日
調査人数:380人(22歳~34歳の男女)
(※2)マイナビウーマン調べ(2015年4月にWebアンケート。有効回答数101件。22歳~39歳の社会人男性)