漠然とした不安の原因とは? 不安の解消法6つ
理由はよく分からないけれど、漠然とした不安を抱く瞬間はありませんか? 不安の正体が分からないと、対処するのも難しいですよね。そこで今回は、ライターの律さんに漠然とした不安の原因と解消法を解説してもらいます。
価値観が多様化し、世の中がどんどん便利になっていく一方、たくさんの選択肢から何を選ぶのが正解か分からず、立ち止まってしまう人も少なくありません。
そんな人たちに襲い掛かる漠然とした不安。特に重大なトラブルを抱えているわけでもないのに、何だか気持ちがモヤモヤする……。
今回は、そんな漠然とした不安の原因や解消法について紹介します。
漠然とした不安の正体と原因
漠然とした不安とは、「自分はこのままで良いのか」「この先どうなってしまうのだろう」など、「何が不安かは分からないけど、とにかく不安」という、未知の感情のこと。
「恋人ができない」などの目の前にある不安ではなく、「将来が不安」のように、遠い未来の問題について不安を抱くことが多いでしょう。
なぜ目の前に問題が立ちはだかっているわけではないのに、不安を感じてしまうのでしょうか? まずは、漠然とした不安を抱きやすい3つの原因を解説します。
(1)ライフステージの不安
生涯独身で仕事や趣味に打ち込むのも幸せ。愛する人と結婚して子育てに励むのも幸せ。どちらを選んでも幸せ……ということは、その分悩む要素も増えます。
一昔前は、結婚して、子どもを産んで、マイホームを建てて……が幸せの定義とされていましたが、今はそうとは限りません。
人生設計において選択肢が増えた分、自分が何を選んだら良いのか、漠然とした不安に襲われてしまうことも増えたでしょう。
(2)キャリアの不安
キャリアに関してはさまざまな悩みがあります。会社の経営状況が傾くこともあるので、企業に所属していれば一生安泰とも限りません。
そのため、手に職を身につけてフリーランスとして活躍する人も増えてくるなど、一昔前と違って、今はキャリア形成にもいろいろな選択肢があります。
どんなキャリアを選択すれば自分が後悔せずに働けるのか、お金に困らず生きていけるのか、漠然とした不安を抱く瞬間は誰にでもあるのではないでしょうか。
(3)お金の不安
一時期話題となった「老後2000万円問題」。年金制度は正直あてにならないと感じている人も多く、お金に関する不安を抱える瞬間もあるでしょう。
今を生きるのに必要なお金は工面できても、定年後生きていくために必要な資金のことを考えると途方に暮れてしまいますよね。
いつか訪れる将来のことを考えると、お金に関して不安に思うのは無理もありません。