彼から首にキスマークをつけられたとき、隠せる服のレパートリーが少なくて困ったり、キスマークが目立つ服装でうっかり出かけて恥ずかしい思いをしたりした経験のある人はいませんか?
今回は、彼がどのような気持ちでキスマークをつけてくるのか、男性心理とその対処法について見ていきたいと思います。
■男性がキスマークを首につけたがるのはなぜ?
首にキスマークをつけるのは、女性に対する「目立つところへのマーキング」という意味合いが強いもの。
つまり、「自分の彼女なので誰にも渡さない」という意思表示であることが多いです。
首というのは肌が見えやすい部分です。
ただキスマークをつけたいだけなら見えにくい場所につければいいだけですが、あえて人目につく場所にキスマークをつけるということは、ほかの男性に対して威嚇したいという気持ちがあるのです。
■キスマークを首につける男性心理
それでは、キスマークを首につける男性心理についてもう少し細かく見ていきましょう。
彼の心理がわかれば対処法も見えてくるかもしれません。
◇(1)自分と彼女との関係を目に見える形で残しておきたい
これは首筋とか関係なくキスマーク全般にいえることですが、自分と彼女との関係を明確に残したいという気持ちがあるときにキスマークをつけることが多いです。
好きな気持ちがあってそれを表現したい、そして彼女からも表現してもらいたいと思っています。
そして、お互いに気持ちを伝え合うだけでは「足りない」と感じるくらい深い愛情があるときに、キスマークをつけようとする男性は多いです。
強い気持ちがあるからこその行動であるといえます。
◇(2)ほかの男性に対して威嚇しておきたい
「彼女をほかの男にとられたくない」という気持ちで、威嚇するため目立つ場所にキスマークをつけていることがあります。
自分に自信がなかったり、彼女が素敵すぎると感じていたり、彼女の浮気が心配だったりするときに、キスマークという形でほかの男性に対して「彼女は俺のものだ」ということを示そうとします。
体に残る印であり、かなり親密でないとキスマークはつけられないものなので、あえてつけているのです。
◇(3)自分の行動を許してもらえることで愛を確かめたい
首筋にキスマークをつけるというのは一種、相手の女性に対して迷惑をかける行為ともいえます。
「好きな人に迷惑をかけても許される」ことで、女性からの愛情をはかろうとする男性も世の中には多いです。
好きな人に意地悪をして、許してもらえるのを楽しんだりすることもありますよね。
それの延長線上で、愛情の証であるキスマークをつけつつ、相手にちょっとした迷惑をかけ、そしてそれが許されることに対して満足を得ているケースもあるのです。
◇(4)自分だけの彼女であると示したい
いわゆる独占欲からキスマークをつけることもあります。
キスマークは体に傷を残す行為でもあるので、親密な関係の人以外には許されないものです。
自分だけが彼女を独占しているという気持ちが高まった結果、「彼女と深い関係にある自分だけができる行為だ」ということで首筋にキスマークをつける場合もあります。
◇(5)キスマークのついた彼女を見たい
首筋のキスマークは他人からも見えますし、キスマークをつけた男性からも見えるものです。
彼女にキスマークがついているところが見えると、それが彼女と自分自身の愛の絆のような感じがして深い愛情を確かめられたり、彼女に対しての信頼を感じたり、自分の心の安心につながったりするので、キスマークをつけていることもあります。
自分とのつながりを見えるところに残してそれを自分自身も確認したいから、というわけです。
■キスマークをつけられたら、愛情表現が足りてない証拠?
男性からキスマークをつけられたとき、今後どうやってキスマークをつけられないようにするのかというのは、けっこう難しい問題です。
というのも、キスマークをつけてくる時点で男性はあなたに対して「ちょっと迷惑がかかったとしても、キスマークをつけたい」という気持ちになっているからです。
あなたに対して強い愛情を持っており、その愛を示し、彼女の愛を独占したいという思いがあるのです。
今後、キスマークをつけられるのをうまく避けるためには、「強い愛情」を返して彼を満足させる必要があります。
面倒くさがらずに彼に対して自分からたくさんキスをし、そしてスキンシップをして愛情を示せば彼の独占欲などは徐々に薄まってくるでしょう。
独占欲というのは、相手の愛情が本当に自分だけに向かっているのか心配だからこそ生まれるものです。
これでもかというくらいしっかりと愛情を示せば、彼の気持ちは徐々に落ち着いてきます。
また、キスマークの場所について彼に理解を促すのもよいでしょう。
「首に赤い印がついていると不格好に見られるので悲しい」というように、悲しみの表現で彼に伝えると、彼は「彼女を悲しませたくない」という気持ちになり別の方法を考えます。
「胸とか太ももとかならいいよ」というように、服で隠れる場所へのキスマークを許可するなど代替案を出してみましょう。
「キスマークは絶対に嫌」と言ってしまうと、彼も拒絶された気持ちになるかもしれませんが、場所の変更であれば比較的受け入れやすいと思います。
首にキスマークをつけてくる男性は愛情表現のひとつとしてやっているので、彼女としてはやさしく受け入れてあげたいところです。
■キスマークは強い愛情の証
首筋にキスマークをつけられると、どうしても目立ってしまう位置のため、困ってしまうこともあるかもしれません。
ただ、彼があなたのことをすごく好きな気持ちがあってこその行動なので、そこは認めてあげるようにしましょう。
愛し合っているというこの素敵な関係は、ぜひしっかりと維持してください。
そして、しっかりとお互いの愛情が伝わり合っていれば、キスマーク以外の方法での愛情表現に変更してもらうことも可能でしょう。
焦らず、話し合って、徐々に彼の行動を誘導して行くようにしてください。
(文:織田隼人、イラスト:yasuna/)
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