「いらしてください」は正しい敬語? 意味と使い方
「いらしてください」に対する正しい返答は?
ここまで、「いらしてください」の使い方について説明してきましたが、自分は言われた時に何と返答すればいいかも押さえておきたいところです。
間違った返答をすると非常識な人だと思われかねません。ポイントを押さえておきましょう。
「参ります」「伺います」と返そう
「いらしてください」に対する正しい返答は、「参ります」や「伺います」です。
まずは呼んでもらったことに対するお礼を伝え、その後に行くことを伝えるといいでしょう。
断る場合も、始めに「お声を掛けていただきありがとうございます」などと一言お礼を添えると◎。配慮のある伝え方になります。
【例文】
・ありがとうございます。では、週明けに伺います。
・承知いたしました。ただ今参ります。
・お声がけいただき、誠にありがとうございます。残念ながら、○日は伺うことができません。
シーンによって言い換えよう!
「いらしてください」はビジネスシーンでも使える正しい敬語です。しかし「行く」「来る」「居る」の意味を持ち合わせているので、使う場面や前後の文章によっては相手を混乱させてしまう可能性があります。
来てほしいことを伝える時は「お越しください」や「ご来訪ください」と言い換えた方が良い場面もありそうです。
このように、状況に合わせて言葉を使い分けましょう。ボキャブラリーを増やしておくと、いざという時に困らずに済みそうですね。
(すぎうら)
※画像はイメージです
※この記事は2021年04月08日に公開されたものです