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「いらしてください」は正しい敬語? 意味と使い方

すぎうら

「いらしてください」を使う際の注意点

相手との関係性や場面によっては、この尊敬語が適さないこともあります。続いて、使用上の注意点も押さえておきましょう。

目上の人には使わない方が無難な場面もある

「いらしてください」は、「いらっしゃる」と「ください」の2つの尊敬語を組み合わせた言葉です。日本語や敬語としては正しいですが、ビジネスの場において目上の人には使わない方が無難な場面もあるでしょう。

その理由は、「ください」に命令のようなニュアンスを感じるからです。目上の人に命令するのは失礼にあたるので、「お越しください」や「いらっしゃってください」を使う方が良い時もあるでしょう。

また、前述の通り、あまりに目上の相手や重要な取引先である場合、「来てください」というニュアンスの言葉を伝えること自体が失礼にあたることもあります。

状況によっては、こちらに足を運ばせるのではなく、自分が足を運ぶ誠意を見せるといいかもしれません。

「来る」「行く」「居る」の混乱を避ける

また、「来る」のか「行く」のか「居る」のかがはっきりしない点も分かりづらい部分です。したがって、使い方によっては相手が混乱する可能性があります。

言い換え表現などをうまく使いながら、その場面で最も伝わりやすい表現を選びましょう。

次ページ:「いらしてください」の言い換え表現

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