お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

デリケートゾーンがヒリヒリして痛い。痛みの原因と対処法とは

宋美玄(産婦人科医・医学博士)

病院に行く目安は? 何科に行けばいい?

デリケートゾーンにかゆみや痛みがある場合、まずは病院(医療機関)を受診し、原因を明らかにするとともに治療法を提示してもらえると安心です。何科を受診するのかは、異常が起きている部位によって異なります。V・I・Oゾーンの内側であれば婦人科がよいでしょう。それよりも外側、すなわち太ももや内股部分であれば皮膚科を受診しましょう。

受診の際、デリケートゾーンにかゆみや痛みがあることを伝えるのが恥ずかしいかもしれませんが、医師からすればよくあることです。恥ずかしく思うことはありません。それよりも、不快な症状を早く治すことのほうが大切です。

「いつもと違う」が受診の目安

受診の目安としては、まず自分でデリケートゾーンや患部を見てみて、異常だと感じるかどうかがひとつの基準になります。自分の目で見て、「いつもと違う」と感じるような赤みや湿疹がある場合は、迷わず受診しましょう。

多くの場合、炎症があればかゆみや痛みとともに外性器が赤くなったり、熱をもったりします。このような症状があれば、なるべく早めに診察を受けることをおすすめします。

そして、その「いつもと違う」状態を感じるためにも、できれば普段から自分の外陰部を確認しておき、通常の状態を把握しておくことが大切です。

次ページ:自分でできる痛みの対処法

SHARE