【難読】“すんすん”じゃない! 「寸寸」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「寸寸」の読み方です。
“すんすん”? いやいや、そんな言葉聞いたことない! そう思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「寸寸」の読み方は?
「寸」という字は、採寸や寸法と読むので、“すん”と読む人が多いですよね。漢字の意味としては、長さ、寸法といったニュアンスが含まれます。
しかし、二つ合わせたら“すんすん”とは読まずに、まったく違う読み方になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ズタズタ”と読みます。
「寸寸」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「寸寸」の意味は以下のように解説されています。
ずた‐ずた【▽寸▽寸】
[副]《「つだつだ」の音変化。「ずだずだ」とも》きれぎれになるさま。「寸寸に引き裂く」「大雨で鉄道が寸寸に寸断される」
つまり「寸寸」という言葉は、物を細かく切るさまといった意味合いで使います。
細かくばらばらな様子を表す「つだつだ」という言葉が変化して、「ズタズタ」になったといわれています。
ひらがなやカタカナでは馴染みがあると思いますが、漢字だと「寸寸」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「寸寸」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「寸」という漢字を重ねると、“ズタズタ”と読むなんて、想像もつきませんよね。
見慣れない言葉に出会ったら、調べて知識を増やしていきましょう!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年02月08日に公開されたものです