自分が嫌いになりやすい人の特徴。嫌いになる原因&克服方法とは
「自分が嫌い」。日々生活していると、そう思ってしまう瞬間がある人もいるのではないでしょうか。今回は、心理カウンセラーの沼田みえ子さんに、自分のことが嫌いになりやすい人の特徴や、よくある原因、克服方法を教えてもらいました。
「また仕事でミスしちゃった。こんな私、もううんざり!」「自分の顔、嫌だなぁ」
人は内面の性格や能力、そして外見などにおいて、自分で自分を受け入れられず、「嫌い」という感情を持ってしまうことがあります。
でも自分を嫌うことは、結構しんどいですよね。何とかこのしんどさを少しでも減らせるように、「自分嫌い」を克服する方法についてお伝えします。
自分嫌い=自己嫌悪
「自分嫌い」とは、「自分のこんなところが嫌だな」「自分のことが好きになれない」など、自分で自分の嫌な部分を受け入れたくない、嫌いだ、と嫌悪感を持つことを指します。

あなたは自分のことが嫌い? その深層心理を10の質問で診断します。
自分が嫌いになりやすい人の特徴
自己嫌悪の感情は多かれ少なかれ誰でも抱くものですが、自己嫌悪に陥りやすい人にはある特徴があります。どのようなタイプの人が自己嫌悪に陥りやすいのか、見ていきましょう。
(1)理想が高い
例えば「趣味がすごく充実していて、とてもすてきな彼がいて、仕事のキャリアも誰よりもカッコよく重ねていきたい!」など、高めの理想を掲げていると、自己とのギャップが生まれてしまったり、理想からかけ離れていることに気付いてしまったりすることも。
その時、自分にガッカリしてしまうでしょう。
(2)仕事でもプライベートでも完璧主義
何でも完璧にやり遂げたいと思っている人は、どんなに小さなミスであったとしても、できなかった自分に嫌悪感を抱いてしまいがち。
「あのミスさえしなければ……」と小さなミスでも過大に捉えて、自分にうんざりしてしまうことがあります。
(3)人と比較してストレスを感じてしまう
多くの場合、人の良いところと自分の悪いところを比較する傾向が私たちにはあります。
この傾向が強く、特に学歴・容姿・収入・昇進などで比較してしまうとコンプレックスを感じてしまいがちです。そのせいで、自分を嫌ってしまうことがあるでしょう。
また、劣等感を抱く時間が長くなるとストレスもたまりやすいと考えられます。
(4)負けず嫌いな性格である
負けず嫌いな人は、競争相手に負けてしまうと劣等感を抱き、必要以上に自信を失いがちです。
負けた自分はダメな人間であると捉えやすく、そんな自分を受け入れることができずに嫌ってしまうことがあります。
(5)人からどう思われているか気になる
人の評価が気になる人は、他人軸で自分の価値を測る傾向にあります。
多くの場合、自分嫌いな人は、他者からの「悪い評価」にアンテナを張り、その評価を拾う傾向が強く、「こんな自分は最低」と自分を嫌ってしまうことが多いです。
(6)劣等感が強い
自分が嫌いになりやすい人は、どうしても周りの人は自分よりも出来がいい、と思いがちです。
また、自分のできているところよりも、できていないところばかりが気になり、そのできていないところを周りと比べてしまうところもあります。