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セルフプレジャーって何? オナニーのやりすぎは体に悪いって本当?

宋美玄(産婦人科医・医学博士)

オナニーのしすぎって体に悪い?

先述した『ジェクス ジャパン・セックスサーベイ2020』でも、毎日セルフプレジャーをしていると答えた人が男性では7.9%、女性では1.2%いました[*1]。

毎日となると、セルフプレジャーの頻度として適切なのかどうか、気になる人がいるかもしれません。「セルフプレジャーのしすぎは体に悪い」などと言われることもありますが、本当のところはどうなのでしょうか。

結論から言うと、セルフプレジャーを毎日することによるデメリットは、とくにないといえます。セルフプレジャーは自分1人で、誰も傷つけることなく、妊娠や性感染症の心配もない性行為です。それを毎日したからといって、何かデメリットがあるとは考えられません。

むしろ、セルフプレジャーをすると性欲が満たされ、リラックス効果ももたらされて、パートナーとのセックスライフにもよい影響があるといわれています。

セルフプレジャーは恥ずかしいことではない

セルフプレジャーは決して恥ずかしいことでも、性欲の強い人だけがすることでもありません。自分の性欲を自分で満たすことができ、喜びや安心感につながります。自分のペースで楽しみましょう。

(監修:宋美玄、取材・文:山本尚恵)

※画像はイメージです

参考資料

[*1] ジェクス ジャパンセックスサーベイ2020 調査結果報告書 p36
https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/report.pdf
[*2] 宋美玄・著「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス いいトコどり!」p107

※この記事は2021年01月22日に公開されたものです

宋美玄(産婦人科医・医学博士) (産婦人科医・医学博士)

大阪大学医学部医学科卒業。丸の内の森レディースクリニックの院長として周産期医療、女性医療に従事する傍ら、テレビ、書籍、雑誌などで情報発信を行う。

主な著書に、ベストセラーとなった『女医が教える本当に気持ちいいセックス』がある。

一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会代表理事

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