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【漢字】“じゅうふく”は間違い!? 「重複」の本当の読み方

マイナビウーマン編集部

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか? また、誤った読み方のまま覚えてしまっているケースもあるでしょう。

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「重複」の読み方です。

みなさんはこの漢字、今までなんと読んでいましたか?

「重複」の読み方は“じゅうふく”or“ちょうふく”?

物事が重なり合うことを意味する「重複」という言葉。

その読み方について、おそらく“じゅうふく”と読む人、“ちょうふく”と読む人の2パターンがいることでしょう。あなたはどちらで読んでいたでしょうか。

『実用日本語表現辞典』によれば、

「重複」は「ちょうふく」と読みます。ただし「じゅうふく」も「重複」の読み方として受け入れられています。

と解説されています。したがって、本来の読みは“ちょうふく”であったものの、今では“じゅうふく”という読み方も一般的になり、受け入れられているということ。

また、『広辞苑』でこれを引いてみても、“ちょうふく”と“じゅうふく”、どちらの読み方も記されています。

“じゅうふく”は慣用読み

これについて漢検を行う日本漢字能力検定協会は以下のように説明しています。

「チョウ」より「ジュウ」の読み方が一般的なためか、「じゅうふく」の読み方が広まり、“慣用読み”として認められるようになった。

慣用読みとは、誤読が認められるようになった漢字の読み方のこと。したがって、元々は“ちょうふく”と読むのが正しかったものの、“じゅうふく”は世の中の流れと共に間違いではないと判断されるようになったということです。

読み方に迷う漢字は調べることから

普段使っている日本語や漢字が本当に正しいのかどうか、迷うことは誰にでもあります。

そんな時はぜひ調べてみてはいかがでしょうか。そこには、思わぬ気付きがあるかもしれません。

私たちが慣れ親しんでいる言葉は、まだまだ奥が深いということです。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2020年11月21日に公開されたものです

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