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なすの栄養素と効果とは? 栄養を逃さない食べ方のコツ

山根みずえ(管理栄養士)

なすの豆知識Q&A

最後になすを取り扱う時に多くの人が気になっている疑問、お悩みにお答えします。

おいしいなすの見分け方

なすは鮮度の低下につれて水分が抜け、縮んでしまうため、実がふっくらとして弾力があり、皮が鮮やかな紫色で、ハリのあるものを選びましょう。

見た目に比べて軽いものは、中身がスカスカになっていることがあります。ヘタが張ってトゲのあるものが新鮮ともいわれていますが、取り扱いに注意が必要なため、最近ではヘタにトゲのないものもあります。

おいしいなすの見分け方まとめ

・実がふっくらと弾力がある
・皮が鮮やかな紫色
・ハリがある

なすの保存方法

なすを冷蔵庫で保存したところ、数日経つと皮にハリがなくなりシワシワになっていた……という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、なすを長持ちさせる保存方法を紹介します。

新聞紙やラップに包んで冷暗所へ

なすは直接冷気が当たってしまうと、皮から水分が飛び、硬く縮んでしまいます。保存の際は、新聞紙やラップに包む、またはビニール袋に入れて冷暗所や冷蔵庫の野菜室に入れると良いです。

なすは傷みやすく、古くなると種が黒ずんできます。購入後は早めに食べましょう。

冷凍保存で長期間の保存が可能に

なすを長く保存する場合は、冷凍保存がおすすめです。煮物や炒め物などは保存容器でそのまま冷凍できます。

生のまま冷凍する場合は、輪切りや乱切りなどにカットしてから塩を振り、あらかじめ水分を抜いておくと冷凍後もおいしく食べられます。出てきた水分をキッチンペーパーなどで拭いてから保存袋に入れ、冷凍します。調理の際は凍ったまま使用しましょう。

冷凍することで細胞が壊れ、加熱調理した際に柔らかくなり、味が染み込みやすく、短時間で仕上げることができるメリットもあります。

なすに味を染み込ませる切り方のコツ

水分が多く、味がしないと思われがちななすですが、ちょっとした工夫でグッとおいしく食べられます。

皮が硬いため浅い切り込みを入れる

まず重要なことは、なすの皮は硬く、皮面から味が入りにくいため、縦半分に切った状態で、皮に格子状または数mm間隔で浅く切り込みを入れます。

断面の多い乱切りは味が染み込む

そして、煮物や炒め物にする場合は断面の多い乱切りにすると味が染み込みやすくなります。

煮物の場合、調理後すぐの温かい状態で味が薄いと感じても、冷めると中まで味が染み込んでいるので、一度冷ました後に温め直して食べるといいでしょう。

次ページ:自分に合った調理法で食べましょう!

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