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「オポチュニティ」の意味は? よく見る表現とチャンスとの違い

藤田尚弓

「オポチュニティ」の使用例

ここからは、「オポチュニティ」の実際の使用例を見ていきましょう。

コミュニケーション内での使用例

【例文】

「君の努力によってやっとつかんだ契約だ。このオポチュニティをしっかりと実らせないとね」。

【解説】

決して偶然ではなく、努力によって勝ち取ったことを評価する時にふさわしい言い回しです。チャンスでも意味は伝わりますが、使い分けが分かっている人の場合、評価されたうれしさに違いが出るかも知れません。

「幸運<チャンス<オポチュニティ」と、努力の度合いを併せて覚えておくと良いでしょう。

よく見る「オポチュニティ」を用いた表現

オポチュニティロス

オポチュニティを用いた表現に「オポチュニティロス」があります。日本語に言い換えるのであれば「機会損失」といったところでしょうか。偶然ではなく、何らかの行動・意思決定を起こさなかったことによる損失を指します。

例えば、赤字の原因を知っていたのにも関わらず、何の対策も取らなかったような場合、当然ながら損失が発生します。このような損失の時に使われる表現です。

オポチュニティコスト

その他にも、「オポチュニティロス」と似ている言葉で「オポチュニティコスト」があります。意思決定を迫られた時に、間違った選択をしてしまい、それによって得られなかった利益をイメージすると分かりやすいでしょうか。

選んだ選択が最善の選択ならば発生しないものですが、間違ってしまった場合、たとえ利益が出たとしても、最善のものより少なくなります。こういった時に「オポチュニティコスト」という言葉が使われます。

キャリアオポチュニティ

「キャリアオポチュニティ」は、ビジネスでの経験を積む機会のことを指して使われます。人材育成、転職、キャリアデザインといった話題の中で聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。

「良質なキャリアオポチュニティを提供することが重要だ」といった文脈で使われます。

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