お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

5分でできる「肩こり解消ストレッチ」3選

Hiromi(パーソナルトレーナー/理学療法士)

肩こりの原因となるNG習慣

肩こりの原因となるNG習慣を具体的にご紹介していきます。これらの習慣を改善するだけでも肩こり解消につながるので意識してみましょう。

(1)猫背や前かがみ、頭が前に出た姿勢になる

体にとって良い姿勢とは、簡単にいうと骨盤から頭が一直線上にある状態です。良い姿勢だと首筋から肩にかけての筋肉にはそれほど力は入りません。

反対に、頭が前に出ていると首筋から肩にかけての筋肉に力が入ります。この姿勢はデスクワークで集中している時やスマートフォンを見ている時になりやすいでしょう。

まずは気付いた時だけでもいいので、骨盤から頭が一直線になるように「姿勢を整える癖」を付けていきましょう。また、姿勢が悪くなる原因は筋肉の硬さともいわれているのでストレッチも一緒に行って姿勢改善を図りましょう。

(2)長時間同じ姿勢でいる

良い姿勢を心がけていても、長時間同じ姿勢をとり続けると筋肉が緊張して肩が凝りやすくなります。悪い姿勢だとなおさらです。

こまめに立ち上がって休憩をする時間を設けたり、たまには姿勢を崩したりするなどしてみましょう。

集中してしまうとついついずっと同じ姿勢でいてしまうという人は、30分ごとにタイマーをかけて音が鳴ったらストレッチをするなど工夫してみてください。

(3)精神的なストレスを感じている

肩こりは筋肉の血行が悪くなることでも起こりますが、精神的なストレスによって「僧帽筋の血流量が減った」という研究結果があります。実際のところ、ストレスによって肩こりが生じやすくなるのか、肩こりが生じることでストレスに転じるのか詳しくは分かっていませんが、肩こりと精神的なストレスは関連性があるといわれています。

人が生きていく上でストレスは避けて通れないものです。自分にとって良いストレス解消法を見つけておきましょう。

例えば呼吸法トレーニングやエクササイズを行うこと、自然と触れ合うことなどが効果的だといわれています。特にストレッチは運動が苦手な方でも取り入れやすいのでおすすめです。

(4)運動不足

運動不足も肩こりの原因の1つです。運動することで筋肉が伸びたり縮んだりして血流が促されますが、運動をしないと筋肉が固まったままになってしまいます。激しい運動が苦手な方は、まずはほんの数秒でもいいのでストレッチを習慣的に行ってみましょう。

(5)冷房の効きすぎた部屋にいる

寒い状態だと筋肉は縮みやすくなります。デスクワークやリモートワークが増えている昨今では冷房の効いた部屋で生活する時間も増えることでしょう。そんな時はできるだけ室温を下げ過ぎないようにしたり、カーディガンを羽織るなどして寒過ぎる状態が続かないようにしたりしましょう。

また、冷房をつけた部屋ではどうしても体が冷えやすいので、ストレッチで体を動かすことで体内の温度を上げるのもおすすめです。

次ページ:簡単にできる肩こり解消ストレッチ

SHARE