「猜疑心」とは? 意味や使い方&猜疑心が強い人の特徴を解説
猜疑心があるのって悪いこと?
猜疑心は、程度は違えど誰でも持っているもの。悪いものではありませんが、あまりに猜疑心が強いと誰のことも信じられなくなってしまいます。
悪い人にだまされないように、適度な猜疑心を持って人を見極めるのは大切ですが、過剰な猜疑心は信頼関係を遠ざけてしまうでしょう。
「猜疑心が強い」の例
上述した通り、猜疑心が強すぎるのは考えもの。では具体的に「猜疑心が強い」とはどのような言動を指すのでしょうか。
(1)人をよく観察する
猜疑心が強い人は、基本的に他人を信用していないので「この人は信頼できるのだろうか?」と心配し、よく観察します。
普段からいろいろな人のことを見ている人は、猜疑心が強い可能性が高いでしょう。
(2)あまり自分の話をしない
猜疑心が強い人はあまり自分の話をしません。というのも、自分の弱みをさらすような気がして不安だからです。
相手を疑っていてあまり信用していないので、なるべくプライベートな情報は開示せずに聞き役に徹し、秘密主義のような言動を見せます。
(3)計画的に行動する
不安になりやすいのも猜疑心が強い人の特徴。だからこそ、失敗しないように入念に計画を立てて行動します。
緻密にスケジュールを立てたり、あらゆるリスクを想定したりして計画的に行動する人は、猜疑心が強い人といえます。
猜疑心が強い人の特徴
猜疑心が強い人には、性格的に以下のような特徴があります。
(1)心配性
猜疑心が強い人は、疑り深い故に心配性。「もし○○になったらどうしよう」と最悪のケースを想定する癖があり、まさかの事態を心配して現状維持を選びます。
自分ではどうすることもできないことまで心配し、リスクがついて回る新しいことにチャレンジするのは苦手です。
(2)思い込みが強い
猜疑心が強いとどんどん不安が大きくなり、ネガティブな思考が止まらなくなります。思い込みが強いあまり、普通は「そんなはずないよ」と思ってしまうような状況も「絶対にそうだ!」と信じ込んでしまうことも。
予定が狂うと、気が動転して悪い方向へと思考が膨らんでいき、最悪の事態を考えることも珍しくありません。
(3)あがり症
不安が強く心配性で悪い方向に考えがちなので、リラックスできずいつも緊張しているのも猜疑心が強い人の特徴です。
「もし失敗したらどうしよう」という不安が緊張を招き、あがり症になります。人前に立って何かするなど、緊張しやすい目立つ行動は苦手です。