行間を読むとは? 相手の心情を読み取る力を養う方法
行間を読むことのメリット・デメリット
メリットしかないように見える「行間を読む力」ですが、デメリットもあるのでしょうか? 確認していきましょう。
メリット
(1)応用力が身に付く
言葉を文字通りに受け取ることがないので、物事の表面的なことに振り回されなくなります。相手の真意をくみ取ることができるので、さまざまな場面で応用力が身に付き、臨機応変に対応できます。
(2)信頼される
相手の真意をしっかりとくみ取ることができますし、一言えば十分かるので、「この人は話が通じる」と思われて信頼されます。仕事もたくさん任されるようになるでしょう。
(3)人間関係が円滑に進められる
相手の性格や意図に沿った言葉選びができるので、コミュニケーションを円滑に進められます。よって、人間関係でぶつかることも減り、対人トラブルは比較的少ないでしょう。
デメリット
(1)相手の真意を間違えて解釈する可能性がある
自分では行間を読んだつもりでも、しょせん他人ですので、相手の伝えたいこととズレた受け取り方をしてしまうことがあります。
特に仕事では、間違って解釈したことが原因でトラブルに発展することもありますので、言葉で確認することを怠ってはいけません。
(2)萎縮してしまう恐れがある
周りの意向を気にして合わせてばかりいると、自分の気持ちが後回しになってしまったり、萎縮して自分の意見を言えなくなってしまったりする恐れがあります。
(3)察し過ぎて疲れる
行間を読めるのは悪いことではありませんが、常に相手の気持ちを察して行動しなければいけないと考えてしまうと、疲れてしまいます。