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行間を読むとは? 相手の心情を読み取る力を養う方法

高見綾(心理カウンセラー)

仕事で「行間を読む力」がある人の特徴

「行間を読む」の意味は分かりましたが、実際に「行間を読む力」がある人はどんな人なのでしょうか? 仕事上で見られる特徴を紹介します。

(1)少ない指示でも動くことができる

上司や先輩がざっくりとした指示を出したとしても、何を求められているのかを的確に把握して、期待通りもしくはそれ以上の仕事をします。

こういった人は、自らの経験則などから行間を読み、少ない情報でも業務の全体像を把握することができます。

(2)気配り上手

視野が広く観察力に優れているので、困っていそうな人がいればすぐに気付くことができます。また、気付くだけではなく、「何か力になれることはありますか?」と声を掛けるなど実際に行動できる点も特徴です。

(3)周りの人の特徴をつかんでいる

例えば、「あの上司は、せっかちな人だから何でも早め早めに報告しよう」とか、「あの後輩は、一人で抱え込む癖があるからまめに声を掛けよう」など、周りの人の特徴をつかんでその人に合った対応をしていることが多いです。

(4)一歩先を予測できる

「自分がこう言ったら、相手はどう返してくるだろう」など、常に一歩先を予測しながら仕事をしています。相手の出方に応じて、自分の対応を複数考えておくなど、準備には時間をかけます。

(5)相手のニーズがくみ取れる

商談相手の言葉を文字通りに受け取るのではなく、言葉にならない隠れたニーズをくみ取ることができます。そのため、よりニーズに合った提案をすることができ、お客様の信頼を得ていきます。

次ページ:行間を読むことのメリット・デメリット

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