自分本位の意味とは。自己中になってしまう人の特徴と改善法
自分本位になる原因と心理
前述したように、自分本位な人は本人に自覚が無い場合が多いです。では、なぜそのようなパーソナリティが形成されるのでしょうか。その理由について見ていきましょう。
(1)甘やかされてきた
わがままを言えばいつも思い通りになる環境で育った場合に、自分本位になってしまうことがあります。
養育者が、子どもの幼少期にその子の「ありのまま」を受け入れて愛することはとても大切なのですが、愛するのではなく子どもの言いなりになってしまうと、子どもに「自分の要求は押し通せる」という価値観が根付いてしまい、自分本位な性格になりがちです。
(2)ネグレクト(育児放棄)されたことがある
「人の気持ちを考えることも大切」といった情緒的な心は教育によって育まれます。また、子どもは自分が愛される体験によって、人を大切に思う気持ちが生まれるのです。
しかしネグレクトされていた場合、こうした教育や体験が少ないため自分本位になりがちです。
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(3)他者の言動に振り回された経験がある
他者に振り回されてひどく傷つけられたり、大きな損失体験をしたりすると、その体験がバネとなって逆方向に大きく振れる場合があります。
「もうあんな思いはしたくない!」という気持ちが、自分本位であることを自分に課すようになります。このケースは無意識ではなく、意識的に自分本位な行動を取るケースです。
(4)否定されることが怖い
否定されることを恐れるあまり、必要以上に自分を主張するという心理が背景にある場合もあります。
そのため自分本位になるだけでなく、自慢話が多くなったり、話を盛る癖がついてしまったりすることもあります。
(5)構ってほしい
これは、自分本位になる根本的要因ではなく、自分本位な言動によって孤立したり孤独を感じたりする状態になった場合に加速してしまう心理です。
自分本位な言動は目立ちます。だからこそ、目立つことをして他人に振り向いてもらいたいのです。
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