マネジメント能力とは? マネジメント能力が高い人の特徴と向上させる方法【診断付】
管理職になりたいなら「人を頼ろう」
どうやったら管理職になれるのか? の秘伝のタレは私も聞きたいのですが……。ここまで見てきたマネジメント力を高める方法と真逆のように思えるかもしれませんが、最短距離を走りたいならば「人に頼る」が一番です。
単純に管理職になるためには、「職位を上げてくれる人」の把握やその人が求める昇進要件を把握することになります。
上司も人間なので「意欲があり、それを満たしていると上司が思える人」を上げようとします。このイメージの擦り合わせは目先の昇進に必須です。
とはいえ、単純に職位を上げるだけではなく、その上で成長していくのに重要なのは、自分の視座を高めるための助言を先輩たちに求めること。また、自分のマネジメント能力を周囲(部下)にフィードバックしてもらうことです。
管理職・マネジメントと聞くと「上に立つこと」「支配すること」と勘違いしてしまうことがあります。
しかし、職位が上がるにつれ1人でできる範囲は限られますし、「自分は何ができて、何ができないのか把握し、適切に人を配置して成果を上げられる状態にすること」こそがマネジメント力なのではないかと私は考えています。
マネジメント能力とは周囲を動かす力
極論を言えばマネジメント力とは、人に頼り任せる能力といえます。
そして「頼って任せる」をするためには、それができる相手を周囲に置いておくことにも繋がります。マネジメントにとって「育成」が大きな課題になるのは、こういった背景があるからです。
自分でやった方が早いことを、いかに部下に配分して将来的に自分が楽になることを見越せるかは重要な視点だと思います。
もちろん、まずは自分自身がマネジメントとしての管理能力を付けることはもちろんながら、「全部自分でやっていく」という個人主義の感覚から脱していくことも求められる能力です。
(ぱぴこ)
※画像はイメージです
※この記事は2020年07月13日に公開されたものです