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嫌な予感から胸騒ぎがする。そんなとき心を落ち着ける方法

高見綾(心理カウンセラー)

胸騒ぎを緩和させる方法

嫌な予感が当たるとは限らないのに、胸騒ぎが止まらないこともあるでしょう。

最後に、発生した胸騒ぎを緩和させたり取り除いたりする方法を3つお伝えします。

(1)鏡で自分の顔を見る

不安や恐れの中にどっぷり浸かってしまうと、胸騒ぎが大きくなります。

そんなときは鏡で自分の顔を見てみましょう。「あ、不安な顔をしているな」と客観的に自分を見つめることができると、自然と気持ちが落ち着いてきます

鏡を見ることができないときは、胸に手を当ててゆっくり深呼吸をするだけでも楽になります。もし家にいるのであれば、体を動かして緊張をほぐしてみたり、掃除や料理など別のことに集中したりするのも、胸騒ぎが緩和されるのでおすすめです。

(2)嫌な予感の原因を書き出してみる

嫌な予感がしたのには何か原因があるはずです。自分の中にある漠然とした不安や思い込みから生まれたものなのか、それとも明確に不安になる理由があってのことなのかを書き出してみましょう。

もしはっきりとした理由があるのなら、対策を考えて対処すれば回避できる可能性があります。漠然とした不安のままにして放っておくと、その不安を実体以上の大きさに感じてしまいます。

原因を見つめることで不安感が適正な大きさに戻るので、気持ちが落ち着いてくるはずです

(3)感謝や祈りをすることで心が落ち着く

胸騒ぎで眠れない、ぐるぐる考えてしまってどうしても落ち着かないというときは、感謝と祈りが有効です。

目をつぶり心の中で、今の生活に対する感謝を述べてみましょう。安全なお家があること、食べるものがあること、仕事があること、健康であること、今生かされていること、何でもいいです。できるだけハードルを下げて感謝できるポイントを見つけていきます。

また、「〇〇さんがこれからも健康で幸せに過ごせますように」と、親や恩師、友人など自分の大切な人の幸せを祈ると、不思議と穏やかな気持ちに包まれるはず。

胸騒ぎを抑えるルーティンを見つけておこう

私たちはリスク回避のために、最悪の事態を想定する癖があるので、良いことよりも悪いことの方が想像しやすくなっています。

また、悪い記憶の方が印象に残りやすいので、嫌な予感は当たる気がするのですが、実際に現実になるのは一部だけです。

日頃から自分の気持ちを落ち着かせるためのルーティンを作っておくと、嫌な予感から胸騒ぎが起きたときに役に立ちます。ぜひ、参考にしてくださいね。

(高見綾)

※画像はイメージです

※この記事は2020年04月20日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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