約500人の働く女性に聞いた、今の年収に対してどう思ってる?
今の仕事と年収のバランス、満足していますか?
仕事への考え方は、人それぞれ。しっかり稼ぎたい! という人もいれば、自分のやりたいことを実現したいと考える人もいますよね。今回は、20~30代の働く女性に今の年収に満足しているかどうか、聞いてみました。
Q.今の年収に満足していますか?
はい:17.7%
いいえ:82.3%
調査の結果、今の年収に満足している働く女性は約18%にとどまり、8割以上が不満を感じていることがわかりました。約5人のうち4人が、現在の年収に不満があるという結果に。満足しているという人も不満を抱えている人も、それぞれの理由を見ていきましょう。
<年収に満足している派>残業がないから
・「残業はなく、ちょうどいい」(36歳/その他/事務系専門職)
・「定時で帰れる」(39歳/医療・福祉/専門職)
仕事への考え方は人それぞれ。「定時で帰れること」や「残業がないこと」を重視している人にとっては、実際に残業がないことに対して満足度が高く、そのまま年収への満足にもつながっているのかもしれません。
<年収に満足している派>適度に働きたいから
・「年収が上がると、もっと働かなければならないので」(35歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「働くのがしんどくない程度に稼いで、あと休めばいい」(36歳/小売店/販売職・サービス系)
年収があがることよりも、休みやプライベートを充実させたいという人も。年収より自分のペースで生きることを優先する人も増えているようです。
<年収に満足している派>生活するのに不自由はないから
・「少ないと思うが生活するのに支障はないため」(39歳/小売店/販売職・サービス系)
・「普通に生活できる」(39歳/小売店/販売職・サービス系)
普通の生活ができれば問題ないという意見もありました。適度に働いて適度に稼ぐのが、自分のライフスタイルに合っているようです。
<年収に不満派>資格手当や能力給がほしい
・「国家資格が必要な医療職なので、資格手当てがついてほしいです」(32歳/医療・福祉/専門職)
・「仕事の能力給で時給を上げてほしい」(39歳/その他/その他)
資格やスキルは努力して身につけたぶん、やはり何らかの形で評価されたいですよね。就職・転職の際には、こうした資格手当や能力給についても確認しておくとよさそうです。
<年収に不満派>ボーナスが少ない
・「ボーナスを人並みにください」(28歳/商社・卸/事務系専門職)
・「基本給が低いためボーナスが少ない」(24歳/医療・福祉/専門職)
ボーナスが元々ない年俸制の人もいますが、ボーナスが制度としてある人にとっては、ボーナスの有無が年収への満足・不満に結びついているようです。一方で、ボーナスがあっても金額が少ないので、結果として満足できる年収額になっていないという意見もでました。
<年収に不満派>勤務内容に見合わない
・「仕事内容と給料が比例してない」(34歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)
・「過酷な勤務であるのに、全然上がらないため」(32歳/医療・福祉/その他)
今回一番多かったのは、残業が多い、ストレスが多い、過酷……など、仕事の内容に対して給料が低いと感じてしまうという意見でした。
まとめ
今の働く女性は、自分の年収に不満足という人が8割以上にものぼり、仕事内容と給料が見合っていないと感じる人が多いことがわかりました。一方で、満足している人たちは定時で帰れることや、休みがとれるなど“働きやすさ”を重視した上で、納得していることが垣間みられました。
(松葉暁)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年12月6日~12月7日
調査人数:490人(22歳~39歳までの未婚の社会人女性)
※この記事は2020年03月28日に公開されたものです