燃え尽き症候群とは? なりやすい人の特徴と対策
燃え尽きを感じたときの対策とは?
やりきったことによる意欲の低下や、自分を追い込んでしまったがゆえの疲弊とは、どのように向き合うのが正解なのでしょうか。
最後に、燃え尽き症候群を感じたときの対策をいくつか紹介していきます。
(1)周りの人からサポートを受ける
一人で抱え込んでいると、どんどん心が疲れて状況が悪化していきます。
勇気がいるかもしれませんが、思い切って周りの人を頼ってみましょう。職場の人や友人、家族などに自分の状況を話し、助けを求めるべきです。
みんなに迷惑をかけたくないと思うかもしれませんが、周りの人は困っているあなたを助けたいと思っていますし、頼られて悪い気はしないもの。自分を追い込んでしまいそうなときは、第三者の客観的なアドバイスや働きかけに頼りましょう。
(2)何を我慢していたのか考えてみる
燃え尽きを感じているということは、今まで何かを我慢して頑張ってきたということ。
自分が何を我慢してきたのか、どんな苦しい感情を持っていたのかに気付くことが大切です。
一度気付くと、もう我慢できなくなってしまう怖さを感じることもあると思います。ですが、そんな時こそ他人を頼っていいのです。第三者が、より広い視野や考え方を教えてくれることもあるでしょう。
(3)頑張ってきた自分を認める
こんな状態になって情けないと思うかもしれませんが、限界まで頑張ってきたからこそ燃え尽きは起きます。
それだけ頑張ることができた自分を「すごいね」「よく頑張ったね」と褒めてあげてください。自分を認めてあげることは、心の回復に良い影響をもたらします。
(4)十分な休みを取る
燃え尽きたときは無理せずたっぷりお休みを取ることが大切です。
できればパソコンやスマホなどの電子機器はOFFにして、自然に触れたり、好きなことをしたりしてゆっくり過ごしましょう。
(5)ファッションを変えて気分転換する
十分な休養を取って落ち着いてきたら、服装や持ち物を少しずつ変えてみると気分が変わって新鮮に感じます。
カラフルな色合いの服を買ってみたり、小物を新調してみたりするのもいいですね。今までと違うものを取り入れてみると、楽しみや活力が増すのではないでしょうか。
ちょっとした気分転換には、お香もおすすめですよ。
燃え尽き症候群を予防しよう
高い意欲を持って取り組んでいた人が、ある瞬間心が折れ、無気力状態になってしまう燃え尽き症候群。
限界まで頑張れるのはそもそもすごいことです。それだけ頑張った自分を「本当にすごいね」と褒めてあげてください。
とはいえ、限度を超えてしまうと自分を追い詰めてしまいます。困ったときは周りの人を頼ることも必要。日頃から無理をせず、心地良く過ごしたいですね。
(高見綾)
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※この記事は2020年03月27日に公開されたものです