「距離を置く」の意味。彼氏の心理と本音とは
彼氏から「距離を置きたい」と言ってきた。この言葉の本当の意味とはなんなのでしょうか。ラブホの上野さんが、別れたくない彼女に男性心理を解説!
彼氏から「少し距離を置きたい」と言われたというご質問をたくさんいただきますが、「距離を置きたい=別れたい」と思って頂いてまったく問題ございません。
「少し距離を置きたい」でも「しばらく距離を置きたい」でも「冷静になるために距離を置きたい」でも、それらはすべて「別れたい」という言葉の婉曲表現といえるでしょう。
残念ながら「距離を置きたい」と言われてしまったら、その恋はほぼ終わっているのです。
とはいえ、振られる側からすれば「距離を置きたい」なんていう曖昧な表現ではなく、明確に「別れたい」と言ってもらった方がありがたいことでしょう。
曖昧な表現では「もしかしたらまだ!」と思ってその恋を諦めることができませんが、「別れたい」と言ってもらえればスパッと恋を諦められる気がするのではないでしょうか。
それでは男性は一体なぜ「別れたい」ではなく「距離を置きたい」という言葉を使うのでしょうか?
“彼の視点”を持とう。「スパッと諦めたい」は自分の都合
どうせ振るならスパッと「別れたい」と言ってほしい。
「距離を置きたい」と言われた方の多くはこのように感じることでしょう。
しかし大変失礼ながら、そのように考えてしまうことこそが皆さまの恋が終わってしまった原因のひとつかもしれません。
確かに振られる側からすれば、スパッと言い切ってもらったほうがありがたいことでしょう。
ですがそれは残念ながら「振られる側の事情」でしかありません。仮に皆さまが「スパッと言ってほしい」と思っていたとしても、相手の男性がその事情を汲んでそのように対応する理由にはならないのです。
ですのでもしも皆さまの中に「スパッと言い切ってもらったほうがありがたいのに、どうしてそうしてくれないんだろう……」とお悩みの方がいたら、それは思考の出発点からして間違っていると言わざるを得ません。
その思考には“彼の視点”という要素が完全に抜け落ちているのです。相手の立場であればどう考えるかということを考えておらず、自分の立場でどちらの方が都合が良いと考えているといえるでしょう。
彼がどのように行動するのかを考えるためには“彼の視点”でどのように見えるかということを最優先で考えなければなりません。最優先事項が抜け落ちているのですから、いつまで経っても答えに辿り着けないのは当然のことでしょう。
そして大変失礼では御座いますが、おそらくこのように考えてしまった方は、付き合っている最中も“彼の視点”が抜け落ちている可能性が高いのです。それでは恋が終わってしまうのも仕方がないでしょう。
もちろん私はそんな方が「ワガママだ」と言いたいわけではありません。ただ「思考のスタート地点が間違っている」と言いたいだけで御座います。
ですので今回の恋は諦めるにしても、次回の恋のためにも“彼の視点”で一体どのような景色が見えているのかということを学ぶことは重要でしょう。