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誉め言葉じゃない? 「芯がある人」の特徴と本当の意味とは

マドカ・ジャスミン

人から「芯がある人だね」と言われた時、うれしい反面、どういう意味で言われたか考えてみたことはありますか? コラムニストのマドカ・ジャスミンさんが語る「芯がある」の定義と、芯がある人の本当の良さには、思いもしなかった驚きがありました。

多様性が叫ばれているこの時代だからこそ、必要になってくるのは「芯がある」ことだ。

何にでも「Yes」と答え、誰にでも笑顔を振りまける人もいるけれど、何かおかしいと感じた点を指摘し、場合によっては議論へと発展させる人間も一定数は必要といえるだろう。

「芯がある人」と言われた場合、それは誉め言葉なのか

しかし、この「芯がある」を誰かが言われている場面に出くわすと、すべてが良い意味での投げかけではないと思わざるを得ない。

本来は誉め言葉であるはずの表現にもかかわらず、なぜか「面倒臭い」「厄介者」「我儘」「我が強い」「頑固」といったニュアンスを感じるのだ。決して、短所を指す言葉ではないはずなのに。

これは“沈黙”がコミュニケーションとして成り立つ日本だからこそともいえるかもしれない。

欧米諸国のコミュニケーションは、とにかく言語化して伝えることが特徴だ。一般的な会話から、一転してディスカッションへと発展することだって珍しくない。

とはいっても、これを読んでいる人たちの過半数は日本在住だろう。無論、筆者もそうだ。時に生きにくいと感じる場面もあれど、この「芯がある」と評される特性を自己否定するのはそれこそ前時代的なのだ。

次ページ:芯がある人の5つの特徴

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